夏季プールの入場制限の対応について

水泳の個別指導の代表千葉です。

夏季プールの入場制限について注意喚起です。

ーー「主な対象者」ーー

全ての受講者

特に、京都市の京都アクアリーナ,伏見港公園にて夏季の土・日・祝1016時の単発レッスン生はご注意ください。
*他のプール・時間帯利用についても確率は低いですが入場制限の可能性はあります。

ーー「上記以外の方」ーー
平日定期レッスン生,滋賀県大津市におの浜プールの受講生は入場制限の可能性は低いですが、土日祝の日中は注意が必要です。

ーー『連絡内容』ーー
~プールの入場制限にご注意~

夏季(特に7月~9月)において、プールの混雑状況により入場に制限がかかる場合がございます。当日のプール利用者数が多すぎる場合は、施設の判断により入場できずその場でレッスン短縮・解散も考えられます。予めご了承下さい。休講の場合は、当日のレッスン料全額返金となります。いずれの場合も基本的に月末に清算させていただきます。

*レッスン時間短縮の場合は実施した時間に応じて返金対応いたします。講師のスケジュールの関係によっては終了時間の延長も一部可能です。なるべく柔軟に対応させていただきますが、後ろにレッスン予定があるなどスケジュールの都合により柔軟な対応が出来ない場合もございます。

*入場待ちの場合は講師と生徒さんが一緒に順番待ちを行います。「どちらかが先に並び後に片方が合流」は横入りになる恐れがありますので、極力これを行いません。

*遠方からお越しの方はご注意願います。

*万が一の待機時間の為に本などを持参いただくのを推奨します。

!!講師千葉の京都での単発レッスン生については入場制限に備えて対応をとり、夏季スケジュールを組みます。詳細は以下となります。

ーー「千葉の単発レッスン受付について(2023年)」ーー

(1)7月の土日は5週目までレッスン受付を行います(千葉)

(2)■夏休み期間の平日午前中(主に月・水・木の9:00~,10:30~を予定)をアクアリーナにて単発枠を設けます(不定期)
詳細は7月,8月ご予約状況(千葉)をご確認ください。7月分は6/21公開予定です。

(3)■土・日アクアリーナでの単発レッスン生は入場制限を避けるため、夏季期間は「朝イチの枠」「昼食時の枠」「平日」での単発受講検討をお願いします

____「連絡は以上です」____

以上となります。
ご不明な点がございましたら連絡願います。

よろしくお願いいたします。

水泳の個人レッスン,個別指導,少人数指導,プライベートレッスン
京都府京都市,滋賀県大津市

千葉隆礼

観覧席の保護者


スイミングスクールでは観覧席に沢山の保護者がいて練習風景を見ている。多くの人が我が子の様子に興味津々で、私が新米コーチだった頃はその光景が大きなプレッシャーだった。なるべく観覧席を見ないようにしてレッスンを行っていた。

ある時、新米の私と先輩コーチ二人で3つのグループに分かれて指導していた。 その日のレッスンが終わり、生徒達が帰った後に三人でジャグジーに入た。 一人の先輩コーチがジャグジーを出て、プールサイド備え付けのシャワーへ向かったが数秒で戻ってきた。

「 観覧席からジーっとこっちを見ている保護者がいるけど、誰かクレームになるような事をした? 」

一番若手の僕が疑われているようだったが、身に覚えが無かった。 先輩はもう一度観覧席の様子を見た。

「やっぱりずーっと見てはる。何か心当たりないの?」

その先輩によると保護者は物言いたげな様子だという。私はひどい近視だが、プールなので手元にメガネは無く、観覧席の様子を知る事は出来ない。

大きな不満をかかえている観覧席の保護者をどう対応するか、死角となっているジャグジーで緊急ミーティングが行われた。

何の答えも出ないまま私たちは早々にジャグジーから出た。だが、観覧席を見ると先ほどの保護者の姿は無かった。 先輩は追いかけるように素早く着替えて受付に向かった。

私はクラスの担当になって間もないので、私が何かミスをしでかしたと、先輩も私も同じ思いでいた。事務所に戻ると深刻な表情をした先輩が

「特に今のところ何も無い。もし先ほどの保護者から連絡があれば君に電話する。」

帰宅途中に何度も何度もその日のレッスンを思い返したが、不手際を思い出せない。大きなクレームほどコチラが先に動きたいのだが、全く身に覚えがない。 ただ、ずっと観覧席に滞在していたのだから、私たちに対して何かしら訴えたかったというのは容易に想像できる。

そういう時は胸が苦しくて食欲はない。母が作ってくれた夕飯を無理やり胃に押し込んで眠れない夜を過ごした。ついに浅い睡眠のまま 次の朝がきてしまった。朝食時に母が口を開いた。

「レッスン終わったんやったら、手ぇくらい振ってくれたってエエのにぃ…子供らが帰ってからもずっと見てたんやでぇ。3人でコソコソして待てども待てども全然出てきてくれないんだから…」

怒涛の2021年・22年 後編

怒涛の2021年・22年 後編
~22年スタートの単発レッスンの子供達は、どのくらいの練習で泳げるようになるのか?~


前編で話したように22年4月は継続が危うくなった教室の2回目のスタートだと思っている。2回目の教室スタートでは月2・3回受講する単発レッスンの生徒が多く加わった。

よく、ご新規の保護者からどれくらいの練習時間で泳げるようになるか?という問合せをいただく事が多いのだが、だいたいの目安はあっても正直な所「わからない」というのがホンネだ。子供といえどそれぞれ人生の経験値は大きく違うし、コロナ騒動の影響で水に触れあう時間が減少した子供達も増えたからだ。

(2022年スタートの単発レッスン生徒)
*以下、月2・3回のレッスン数の場合

小学高学年で元々浮ける子供達は3か月~10か月でクロール25mを達成できた。息継ぎの経験がある子供は1回のレッスンで25mを成功させたが、このケースはきっとこれまでの水泳経験があったからだと思う。一方で元々浮く事が出来ない・運動が苦手という子供達は1年でクロールの息つぎが出来るようになり、10m程度泳げるようになった。

小学低学年は、コロナ騒動前の幼児に経験がある場合は半年から1年程でクロール25mを達成。水泳未経験の子供は1年経った現在、クロール息つぎ有で10m程度、これから25mを目指すといった子供達が多い。ただ、私の個別指導教室では運動の出来る子供や苦手な子供・発育障害を抱える子供など様々なタイプの生徒がいるので水慣れが終了してこれからクロールを目指すという子供達もいる。

小学高学年であっても低学年でも共通しているのは我慢強さや堪え性が備わっている子供は、水泳で避けては通れない「反復練習」を乗り越えるチカラがある。だが、それが無い子供は講師がそこに向かって導いていく“はたらきかけ”を行う時間が必要になってくる。

・・・・・

たくさんの子供達を見てきて感じているのは、少々退屈で嫌なことと向き合って乗り越えたことがある「小さな成功体験」を経験している子供達は自分自身を成長させる「コツ」を知っているような気がする。「ここを我慢すればきっと出来るように…」とか「お話を聞いて、センセーの見本のマネをして」とか、そういった動きを見せてくれる。

とにかく水泳はけん玉やお手玉,コマ回し(ヒモ)のように練習を重ねて技術を習得してから楽しみが広がる。だから、それを得るまでは教える側が楽しさを提供したり、本人が我慢強く練習したり・・・そういった双方の努力が必要になってくる。だからこそ「泳げる」というのは価値のあることだと言える。

この1年で水に慣れた子供達は水中でクルクル回ったり,寝そべってみたり,泡の形をリングに変えたり,床まで潜ったり・・・様々な水遊びが出来るようになった。泳げるように・・・という私や保護者の思惑をよそに子供達は身につけた水泳技術を用いて水中で様々な遊びを披露してくれる。

 

千葉隆礼

怒涛の2021年・22年 前編

怒涛の2021年・22年 前編
~休止になった2つのプール~


とにかくこの2年はキツかった。


コロナ騒動が終息すればこれまでと同じく教室活動を再開できるものと思っていたが、そうはいかなかった。

2021年3月までは「ラクトスポーツプラザ」「向日市民温水プール」「におの浜ふれあいスポーツセンター」の3つのプールを使用してた。そのうち2つのプールが再開未定の休止になった。

2021年4月 ラクトスポーツプラザ当面休止(再開ありの休止)

2022年4月 向日市民温水プール休止(再開検討)

メインで使っていたラクトスポーツプラザ休止の影響で使用頻度が増した向日市民プールでさえも使えなくなった。コロナが終息しても前の世界には戻らないと感じた。さらに「再開ありきの休止」だったはずのラクスポに期待をしていたが、何年待っても再開の気配が無い。2022年に入ったころには私のスケジュールはコロナ前と比べて半分くらい空白になった。

コロナ騒動前に比べてレッスン数が約半分になってしまい、もう教室を畳もうかと頭をよぎった。ただ、教室を終える前に死ぬほどやりきってから・・・そう決意し、膝を痛めるまで歩きに歩いてポスティングをした。(剥離骨折もしたので踏んだり蹴ったり・・・)

ありがたいことに2022年4月にはコロナ騒動前のレッスン数をいただけるようになった。配付したチラシは卒業生達が書いてくれた水泳克服体験談で大半を埋め尽くしたものだった。

私はそのような卒業生の助けもあって22年4月~もう一度水泳教室として成立出来るようになった。
ありがたいとかそういう言葉を越えた感情を感じる出来事であった。

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怒涛の2021年・22年 後編
~22年スタートの単発レッスンの子供達は、どのくらいの練習で泳げるようになるのか?~
以上は23年3月下旬に投稿予定

千葉隆礼

水泳克服体験談について

私はこれまで水が苦手だった子供たちがコツコツと練習を積み重ねてそれを克服する様子を何度も目の当たりにしました。通俗的に親バカ?ならぬ講師バカなのかもしれませんが、毎回感動しました。

きっとまだ泳げない水嫌いな子供たちは「自分なんて出来っこない」と思い込んでいるでしょう。でも、元々同じ年の同じ境遇の子供達が克服した実体験を知る事が出来たら「あの子が出来たなら、僕も私も出来るかもしれない」そのように感じてもらえるかもしれません。少しでもそのような層に届けば…と思い、克服した生徒達には任意で「水泳克服体験談」を書いてもらうことにしています。

水泳は「出来る・出来ない」がハッキリとしたスポーツです。オヨギの技術が無ければほとんど泳げない…残酷なほどに“実力を思い知らされる”スポーツです。

日常生活で小さな成功体験が充分ではない子供達は「自分は出来ない」と決めつけているケースが多いです。体験談に書いていただいた生徒達も運動に関する成功体験がない子が多く、ほとんどが親御さんの勧めで水泳を始めるキッカケをもつことになります。

これまで任意で克服体験談を書いてくれた生徒は10名を超えて、ホームページや広告などに利用させていただきました。それをご覧になった方の中には「さぞかしコーチ・先生の指導が…」と勘違いされる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、私が行ったことはアドバイスや補助をするのみで、実際に地味な反復練習を行うのは子供達本人です。ですので、頑張る経験無しでは、誰もがこの様な克服体験を出来るわけではありません。

確かに克服体験談の子供達は小学校高学年になっても泳げませんでしたが、「持っているもの」もありました。それは残念ながら運動能力ではありません。彼らは水泳以外の他の習い事や経験を通して「コツコツ練習すれば何とかなるかも?」という素養を持っていました。素直さや地味でつまらない反復練習に耐えうる堪え性(こらえしょう)も克服に大きく作用したと感じています。

またまた講師バカを発動して申し訳ないですが、私が作文指導したわけではないのに自分の経験や想いを素晴らしい文章で表現してくれています。きっと学校や他の習い事で良き指導者と出会っているのでしょう。何度読んでも飽きないですし、あまりにも素晴らしい文章ですので誇大広告になってしまうのではとヒヤヒヤしています。

これをご覧になっている悩める保護者や子供達には同じ克服体験が出来る事を約束出来ません。克服を達成するには私の働きかけだけでは不充分で、本人さんや保護者の協力も必要だからです。ですが、克服した子供達全てに共通するのが「とりあえず一度やってみるか」…そんな『行動力』と踏み出す『勇気』がありました。

千葉隆礼

水泳克服体験談 第1回はコチラ→http://swimschool.jp/2018/01/28/overcome-2/