推奨ゴーグル

~前置き~
この記事では、幼児・小学生(水慣れ~四泳法25m習得レベル)の推奨水着についてお話します。以下はあくまで推奨です。当教室の受講継続されるかどうか不明な段階での購入はおススメしません。


まず、最初に結論から申します。
1000円弱~2,000円程度の子供用ゴーグルであれば、どれを購入しても問題ないです(かんたん調節パーツ以外)

以上です。


「おすすめゴーグルの詳細」

まずは↓の画像をご覧ください。

拡大していただくとわかるかと思いますが、全ての調整パーツに切れ込みが入っています。(特に一番上のゴーグルの調整パーツがわかりやすい)

調整パーツに形や大小の違いはありますが、これらに類似するパーツが使用されているゴーグルであれば大体どれを購入しても問題無いです。

・相場はだいたい1000円弱~2000円程度です。
・レンズと目が接触する部分がシリコンタイプのゴーグルを推奨
・大型店に行けば度付きのゴーグルもあります。相場3000~4,000円。度付きは大人用ですがレンズが小さいタイプがあるので小学3年以上から使えるかもしれません。
・丁寧に保管すればゴーグルケースは不要。


「買うのは大人用?子供用?」

幼児や顔が小さなお子さんは子供用ゴーグルを推奨します。
目のカップが上手くハマらなかったり、目と目の間のパーツが合わないと、壁を蹴って勢いをつけた際にゴーグル内に水が浸入する恐れがあります。そうすると気になって練習に集中できない…ということになります。
*顔や体が成長した高学年であれば、大人用のゴーグルでも問題無いと思います。

大人になった時にも使えるように幼児のうちから大きいサイズを買う方もいますが、5年~10年でゴムバンドが劣化して切れてしまうので、いずれにしても再度購入することになります。


「非推奨のゴーグル」

■100均ゴーグル…✕

レンズの耐久性が無く、割れて目に入る恐れあり。また、締め付けを強めにして装着するとバンドが調整パーツから外れることが多く、つけ直すのに時間がかかります。そうなるとレッスンが一時中断することになります。とにかく割れた時に目に入る恐れがあるので危険です。

■ミラータイプのゴーグル,濃い黒レンズ…△

四泳法を習得した中級者以上なら購入していただいて問題ございません。ですが、特に水慣れのお子さんにはミラータイプ(七色に反射するレンズ)は推奨しません。レッスンの際にお子さんの表情をみながら言葉や練習内容を選んで指導しております。ミラータイプは目の表情が読めないので指導者泣かせです…。クリアタイプのレンズであればカラーは何色でも構いませんが、濃い黒色も表情が見えにくいのでおススメしません。ですが、ショップにそれしかなければ濃い黒色で構いません。

■かんたん調節パーツがついている子供向けゴーグル…△?✕?

幼児がワンタッチで簡単にバンドの強弱を調整できるゴーグルも推奨しません。これらのほとんどの調整パーツは↑の画像とは違い切れ込みがありません。購入する際にはパッケージに「かんたん調節パーツ」という感じの謳い文句が書いてありますので、すぐにわかるかと思います。この類のゴーグルは便利に感じると思いますが、泳いでいる際に調整パーツがズレてきて気づいた時にはユルユルになり、すぐに水が浸入します。調整し直すのに時間をとられます。自分で調整できるように事前にレクチャーしていただくのが良いかと思います。


「扱いの注意点」

・購入当初のレンズ内側はヌルヌルしていることがあります。それは曇り止め機能ですので、ゴシゴシこすらないでください。レンズが曇ったとしても指で優しくなぞる程度にしましょう。

・使用後は室内干ししましょう。そのまま放置するとカビが生えます。

・保管する際に他の物で圧迫するとレンズのシリコン部分が変形するのでケースを購入しない人は注意です。


「バンド調整方法」

最上部の写真にあるゴーグルの調整方法は部品切れ込み部分からバンドを2本とも外します。多くのバンドは平紐ですが、少し引っ張ってから90度にひねると外れやすいです。2本とも外したらそこで長さを調整して同じように切れ込み部分にヒモを戻して完了です。

目に装着した時の対角線側に後ろのバンドをセットします。ちょうど後頭部の中段あたりでしょうか。

「注意」女児はロングヘアーからショートヘアーに散髪した際にはゴーグルバンドの調整を行ってください。逆も同じです。


「最後に」
以上の内容はあくまでも推奨であり、最終的には購入者の判断に委ねられます。