水泳克服体験談 第11回

 

N.S君

ぼくは、千葉先生に水泳を教えてもらうまでは7mしか泳げませんでした。ですが、千葉先生に教えてもらって3回ほどで25m泳げるようになりました。その後もわかりやすく、具体的におもしろく教えてくれて安定してクロールで25m泳げるようになりました。10か月ほど通って、僕はクロール、平泳ぎ、顔上げ平泳ぎ、背泳ぎ、ドルフィンキック、立ち泳ぎができるようになりました。千葉先生に教えてもらったおかげで、ぼくは水泳が楽しいと思えるようになりました。最終的に平泳ぎで500m泳げるようになりました。水泳を習う事をまよっている人は、千葉先生に教えてもらうと、すごく上達するので習うことをおすすめします。

千葉より

通例、高学年からの水泳スタートであれば、10か月でこんなにもたくさんの泳法を習得できないのです。しかし、N.S君は元々他のスポーツで体を動かしていたり、私の話しをじっくりと聞いて理解して表現しようとトライしたり、様々な要素が合わさってこのような結果となりました。

10年近く教室を運営して感じるのは、バタ足が進まない子供の多くは、実は平泳ぎキックは上手くハマる傾向にあります。彼もまさにこのタイプで平泳ぎはグーンと進み、さらに平泳ぎの足動作と似た”立ち泳ぎ”までスッと体に馴染んだと感じました。

実はこの体験談をいただいた最後のレッスンで1000m遠泳を達成しました。彼は元々のスポーツ経験から普通の子供がシンドイとそこで終わってしまう更にその一歩先まで踏ん張ることが出来るタイプでした。私と出会う前に様々な経験を積んだからこそ、大きなチャレンジをクリアすることが出来たのです。

「だいたい子供って一緒よね~~」と言う大人は一定数いますが、そんな事はありません。様々な事を経験した子供は別のジャンルでも大きく変貌する可能性を秘めています。

水泳克服体験談について

私はこれまで水が苦手だった子供たちがコツコツと練習を積み重ねてそれを克服する様子を何度も目の当たりにしました。通俗的に親バカ?ならぬ講師バカなのかもしれませんが、毎回感動しました。

きっとまだ泳げない水嫌いな子供たちは「自分なんて出来っこない」と思い込んでいるでしょう。でも、元々同じ年の同じ境遇の子供達が克服した実体験を知る事が出来たら「あの子が出来たなら、僕も私も出来るかもしれない」そのように感じてもらえるかもしれません。少しでもそのような層に届けば…と思い、克服した生徒達には任意で「水泳克服体験談」を書いてもらうことにしています。

水泳は「出来る・出来ない」がハッキリとしたスポーツです。オヨギの技術が無ければほとんど泳げない…残酷なほどに“実力を思い知らされる”スポーツです。

日常生活で小さな成功体験が充分ではない子供達は「自分は出来ない」と決めつけているケースが多いです。体験談に書いていただいた生徒達も運動に関する成功体験がない子が多く、ほとんどが親御さんの勧めで水泳を始めるキッカケをもつことになります。

これまで任意で克服体験談を書いてくれた生徒は10名を超えて、ホームページや広告などに利用させていただきました。それをご覧になった方の中には「さぞかしコーチ・先生の指導が…」と勘違いされる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、私が行ったことはアドバイスや補助をするのみで、実際に地味な反復練習を行うのは子供達本人です。ですので、頑張る経験無しでは、誰もがこの様な克服体験を出来るわけではありません。

確かに克服体験談の子供達は小学校高学年になっても泳げませんでしたが、「持っているもの」もありました。それは残念ながら運動能力ではありません。彼らは水泳以外の他の習い事や経験を通して「コツコツ練習すれば何とかなるかも?」という素養を持っていました。素直さや地味でつまらない反復練習に耐えうる堪え性(こらえしょう)も克服に大きく作用したと感じています。

またまた講師バカを発動して申し訳ないですが、私が作文指導したわけではないのに自分の経験や想いを素晴らしい文章で表現してくれています。きっと学校や他の習い事で良き指導者と出会っているのでしょう。何度読んでも飽きないですし、あまりにも素晴らしい文章ですので誇大広告になってしまうのではとヒヤヒヤしています。

これをご覧になっている悩める保護者や子供達には同じ克服体験が出来る事を約束出来ません。克服を達成するには私の働きかけだけでは不充分で、本人さんや保護者の協力も必要だからです。ですが、克服した子供達全てに共通するのが「とりあえず一度やってみるか」…そんな『行動力』と踏み出す『勇気』がありました。

千葉隆礼

水泳克服体験談 第1回はコチラ→http://swimschool.jp/2018/01/28/overcome-2/

水泳克服体験談 第10回

ペンネーム・イニシャル:MRくん

最初はちがう水泳教室で2年ほどやっていましたが、クロールができるようになったくらいであまり楽しくありませんでした。しかし、ここの水泳教室に来てから、1年半ほどでクロールと平泳ぎと背泳ぎができるようになり、とても楽しかったです。息つぎのコツや手足の動かし方を教えてもらいました。他にも水てっぽうなどの遊びもしました。水泳が不得意な人でも泳げるようになります。ぜひ、この教室できれいに泳げるようになって下さい。

 

千葉より

上達において大切な反復練習を嫌がるそぶりも見せずにコツコツとこなしていましたね。何度も顔に水がかかりながらもめげずに背泳ぎを練習していたのが印象に残っています。レッスンの合間に水鉄砲や泡で輪をつくる「バブルリング」で遊びましたが、微妙に手首や指先の動きを工夫しながら器用に水の遊びも出来るようになりました。後にサッカーのリフティングを何百回も出来るよ、と聞いて陸上でも水中でも人を楽しませる曲芸を持っている事を羨ましく思います。

決して元々水に慣れているわけではありませんでしたが、レッスン内で私の話をしっかりと聞いて、オヨギのポイントを把握しながら練習出来たと感じています。これが後の上達に繋がりました。

クロール・平泳ぎともに50m以上は泳げますので、ぜひ学校水泳授業でも活躍してください。

 

水泳克服体験談 第9回

KHくん

僕は4年生のころ10m程度しか泳げませんでした。学校の水泳の授業も大嫌いで憂うつでした。このままではまずいと思い、千葉先生に水泳を習い始めました。千葉先生のレッスンではスイミングスクールのように順番まちもなく、みっちりと教えてもらえます。疲れるときもありますが、日々上達している感覚があって、毎週のレッスンがとても楽しみでした。レッスンの最後には遊んでくれたことも良い思い出です。そして習い始めて約3か月後、僕は1000m泳ぐことができました。自分自身ももちろん、親も驚いていました。そこからますます水泳が楽しくなり、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライも泳げるようになりました。6年生の受験期にも水泳を続けていましたが、無心で泳ぐことは息抜きになり、集中力アップにも繋がったと思います。千葉先生には本当に感謝しています。泳げなくて悩んでいるみなさんには、ぜひ千葉先生のレッスンを受けてみてほしいです。必ず泳げるようになります。

 

千葉より


1000m
泳ぐまでのレッスンはすごく淡々と練習していたと思います。最初の頃KHくんは朴訥(ぼくとつ)で素直な子供という印象でした。私の伝えた動きを自分なりに表現しながら泳いでいましたね。浮きやすいという体質を上手くクロールに活用し始めたころに数百メートル泳げるようになっていたと思います。ただ、この頃は落ち着いた性格の彼の奥にスポーツにおける”根性”があるとは想像もしていませんでした。むしろ、それとは縁遠いと思っていました。

年末でしょうか、数百メートル泳げる彼に「どこまで行けるか泳いでみたら?ま、1000いけば大したもんだけどね。」このような感じで遠泳を勧めたと思います。(ホントは是非とも1000mを目指して!…と言いたいところですが、4560分かかるので、強制して出来るものでもないのです。)スピードはゆっくりではありましたが数百m超えても立ち止まることはなく、息つぎの時にチラリと見えるゴーグルの奥の目は活き活きしていました。色白の顔を赤らめながら1000m泳ぎきり、彼の奥に潜む”根性”を感じた事を鮮明に覚えています。

水泳克服体験談 第8回

K・Iさん

最初わたしは顔を水につけるのが出来ませんでした。初めて水泳を習うときは泳げるか不安でしたが、初めて「けのび」ができたとき、うれしかったです。その後も、千葉先生がていねいに教えてくれました。「けのび」は体をまっすぐにしたりいきおいをつけたりしました。「クロール」は息つぎのときに頭がでないように気をつけました。それからもどんどん泳げるようになりました。最初はニガテだった水泳がどんどん得意になってとてもうれしかったです。水泳をやって、おもったことは、なんでもがんばればできるようになるんだなとおもいました。

ちばより

最初のころをすっごく覚えています。初夏だったか日差しは強かったと思います。水が苦手だと聞いていたので、両手で水をすくい頭からかけて、顔をゴシゴシとふく・・ということからやりましたね。水を頭からかけた瞬間、顔を下に向けてずっと目についたしずくを拭いていました(今はビックリするぐらい克服していますが(笑))。その時にアドバイスしたことも覚えています。「水がかかって、しょぼぼーーん。って顔を下に向けると頭や顔についた水が(重力で)目や鼻に集まるよ。」「だから、水がかかったら胸を張って宙を向いて☆ゴシゴシゴシゴシ…はいっヘーキ!!」ってカラ元気のポーズをすることから始めましたね。・・・懐かしい(笑)この文章を書きながらあのときの様子がはっきりとした映像で蘇ります♪あの遊びは楽しかったですね。水泳はまず遊びから覚える。それが良い水慣れの方法なのですね。

恐怖克服という名の壁を何度となく乗り越えたと思います。「顔の水をふく」「かおつけ」「背浮き」「体をクルクルとローリング動作」「クロールの息つぎ動作」・・・確かに怖がっていましたが、水から逃げないで・・・千葉から逃げないで・・・(笑)よく頑張りました。

前髪をおろすとイケメンになるよ。というアドバイスを何度もしてくれてありがとう。先生は、髪の毛が寂しくなったのでオススメしてくれた髪型は少し難しいかな(笑)髪を伸ばすと水に濡れて河童みたいになるから少し躊躇しているんだ(河童みたいに泳ぎ上手になりたいのだけどね・・・(^_^;)) 。

また、弟とプールで遊んでくださいね。平泳ぎは力強くキックすることを忘れずに♪