バタフライの指導 (1)P.1

長時間バタフライからみた一般児童に対するリカバリー指導~

■前置き■

ここでは、「週1で水泳をする一般児童(※1)」に対して「水面上で両腕を前方に運ぶバタフライ」の習得までどのような指導を行うかということに焦点を当ててお話します。つまり、最初の段階では泳法名でもあるバタフライの「蝶々」の習得を優先し、第1キックで腰を水面上に上げる「イルカ」は後回しにするという内容になります。
(※1)どちらかというと非力で運動を苦手とする小学高学年や3泳法を習得した小3・4年生を意識しています。パワーだけに頼らないオヨギの習得を目指します。

また、この連載記事では「蝶々」という表現が何度も出てきますが、それは泳法名に由来するもので「水面上で両腕を前方に運ぶバタフライ」を意味しています。途中で両腕が着水することなくリカバリーを行う動作です。

そして、この連載をご覧いただく際に参考にしていただきたいのが、私が遠泳大会で6時間バタフライに挑戦した記録「バタフライ 長距離・長時間」という連載を合わせてご覧いただきたいと思います。全27ページにも及びますのでかなり長いかと思いますが、この経験から得たヒントを基に指導に落とし込んでいます。どちらを先に読んでいただいても構いません。↓のリンク先より1ページ目をご覧いただく事が出来ます。

バタフライ 長距離・長時間 〜日記1〜
http://swimschool.jp/2017/05/03/no1/

 

・・・つづく


*この連載は月曜・木曜更新の全11ページを予定しています。

スイミング 個別指導

千葉隆礼