看板製作の続きですが、下書きの紙を貼っていくところまでお話いたしました。糊が完全に乾いたところで次は下書きの文字に添ってカッターで切り抜きをしていく作業に入ります。
カッターはデザインナイフのほうが良いという話も聞きましたが、この看板製作のためにわざわざ買うのもな…と思ったので100均で売っている細身のカッターを 使いました。使っていくと切れ味が悪くなるのでどんどん刃を折っていったほうが作業がはかどると思います。替えの刃を用意しておいても良いかもしれませ ん。
カッターで切り抜きをする場合、強く押し当てると看板本体にキズがつく恐れがあり、また弱すぎると上手く切り抜きが出来ません。最初にどれくらいの力加減か試行錯誤して下さい。
文字は大きいほうが切り抜きやすいです。フォントサイズで言うと最低でも80以上は欲しいところです。細かすぎると…かなり難しいと思います。ちなみに一番 でかい「水泳」という文字はフォントサイズ840。「個人レッスン」という文字は150。一番小さい「日本体育協会…」という文字は88…のサイズです。
※linux系のOSを使っているのでウインドウズのソフトと若干の誤差はあるかと思いますが…
丸みを帯びた字は切り抜きが難しいです。とくにひらがなは難しい・・・注意が必要です。
文字をカッターで切り抜いたらすぐに剥がさないようにしましょう(上の写真は当時の僕に経験が無かったのですぐに剥がしてしまってますね・・・(^_^;))。剥がすとそこにホコリ等が付着してスプレーを吹きかける時に仕上がりがボコボコしてしまいます。
全て切り抜く事が出来たら丁寧に文字部分をはがしていきます。文字の角の部分が切りぬけていないことが多いので注意して下さい。切り抜いたら文字まわりの養生テープが浮いていいないが再度しっかりと押し付けて下さい。文字まわりの養生テープが浮いているとそこからスプレーが入り込み文字がにじみます。大変なことになります。
※切り抜き後、下書き用紙を剥がしてからスプレーしましょう。それをしないと紙がスプレー液を吸い込んで汚れの原因になります。
※スプレーで色をつける時は、塗りつける作業自体は簡単ですがその前の準備作業を丁寧に行わないと文字がにじみ、お化け屋敷のような字体になるので丁寧に確認しながら慎重に作業をして下さい。まあいいか…のメンドーは、取り返しのつかないことになります。
写真はスプレーを塗る作業です。必ず、周りの文字(違う色を予定している他の文字)にスプレーがかからないようにしっかりとビニールで覆います。ビニールでカバーするのをオススメします。 新聞紙はやめておいたほうがようでしょう(新聞がくっつくと悲劇です)。
*スプレーは二度塗りをオススメします。一度にたくさん吹き付けると表面がボコボコすることがあります。
*スプレー使用の場合は養生作業・乾燥作業はとっても大切です。
「水泳」の水色の文字が完全に乾いたら、ビニールを「水泳」の文字にかぶせ、赤色を「個人レッスン」という文字に吹き付けます。この時にもしっかりと養生しましょう。養生作業は面倒ですが、スプレーを使用する場合は絶対に手を抜かないようにします。
ではでは、あともう少しで完成…どうなることやら♪
水泳の個人レッスン・グループレッスン 京都・滋賀
千葉隆礼
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