⑥体のうねり方
競泳ではうねりを小さくしたほうが抵抗少なく泳げますが、長時間バタフライでは大きくうねって泳ぎます。うねりを大きくすることで重心の前後移動を意識しやすくなりますし、キック幅も大きくなります。もちろん息継ぎをする時に大きく体を反ってしまうような大きなうねりは不要ですが、長くグライドをとれるように少し深めに潜ります。
大きめのうねり動作に慣れてきて、より前への“進み”を意識したいのでしたら、入水してある程度潜り、そこから水平にグライドをする意識を持って下さい(下図)。鳥人間コンテストの滑空部門ではスタート後に水面近くまで高度を落としてから低空飛行をする飛行機がありますが、その様なイメージを持って泳ぎます。
入水後は、少し深めに潜りそこから水平にグライドをとる、そしてストローク動作を伴いながら体を水面上にあげてリカバリーをします。水平にグライドをとる際の足の位置ですが上半身につられて深く沈まないように気をつけて下さい。
第1キックの蹴り上げを行ったら効果的な第2キックを行うためにグライド中は足を水面近くでキープします。足が落ちたところから第2キックを打つと蹴り幅が狭くなり、ラクな浮上が難しくなります。第2キックを高い位置から深めに下ろすことによって、キック幅が得られ上半身が持ち上がりやすくなります。これは公園のシーソーをイメージしてください。バタフライにおけるグライドは体を少し反る姿勢になります(第1キックのときは腰を水面上に上げますが、その姿勢の対を成すと考えて下さい)。
次のページ→http://swimschool.jp/2017/06/19/longdistancebutterfly17
水泳の個人レッスン・グループレッスン 京都・滋賀
千葉隆礼
○レッスンのお問い合わせはこちらから→お問い合わせフォーム
記事修正:2020・12・25,2022・1・3