○入水
肩の延長線上に指先(中指・人差し指)から入水するのが良いでしょう。もちろん大きなしぶきを立てながら入水するのは良くありませんが、スピードは意識しなくても良いですので多少しぶきが立つくらいは気にしなくても構いません。勢い良く入水するよりも、前方の水面にやさしく手のひらを置き、そこから体重を乗せるような意識を持ちましょう。
○グライド
疲れていない時に限りますが、一番気持ちの良い局面です。イメージはイルカ飛び!!
キャッチ〜リカバリーが前進するための準備局面だとしたら、グライドはその動作を充分に活かす局面です。自転車で坂道を苦労して上ると、下りは自転車をこがなくても気持ちよく前に進むことができます。グライドはまさに坂道の下りの部分にあたります。
入水したら、前方遠くの水をつかむイメージで肘を伸ばし、ストレッチをするかのように体をグーッと伸ばします。うねりは少し大きめに行いますので、深めに潜ったら前方やや上の方に向かって上がっていきます(上図)。呼吸に無理の無い程度、長めにグライドをしましょう。ただ、呼吸はリズムが肝心ですから必要以上のグライドは逆効果です。水温が低いところで泳ぐ場合は、グライドを長くしすぎると体温の低下につながりますので注意が必要です。
*競泳では体の完全水没に注意。競泳競技規則で泳ぐとするならばグライド時はやや背中やヒザを反らせながら両足を水面上に上げるのが良いでしょう。
水泳の個人レッスン・グループレッスン 京都・滋賀
千葉隆礼
○レッスンのお問い合わせはこちらから→お問い合わせフォーム
記事修正:2020・12・25