バタフライ 長距離・長時間 〜日記8〜 

○入水

 肩の延長線上に指先(中指・人差し指)から入水するのが良いでしょう。もちろん大きなしぶきを立てながら入水するのは良くありませんが、長時間バタフライの場合スピードは意識しなくても良いですので多少しぶきが立つくらいは気にしなくても構いません。勢い良く入水するよりも、前方の水面にやさしく手のひらを置き、そこから体重を乗せるような意識を持ちます。

○グライド

 疲れていない時に限りますが、一番気持ちの良い局面です。イメージはイルカ飛び!!
キャッチ〜リカバリーが前進するための準備局面だとしたら、グライドはその動作を充分に活かす局面です。自転車で坂道を苦労して上ると、下りは自転車をこがなくても気持ちよく前に進むことができます。グライドはまさに坂道の下りの部分にあたります。

 入水したら、肘を伸ばしてグライド動作を行います。うねりは少し大きめに行いますので、深めに潜ったら前方のやや上方に向かって上がっていきます(上図)。呼吸に無理の無い範囲内で長めにグライドをしましょう。ただ、呼吸はリズムが肝心です。必要以上のグライドはリズムが崩れて疲労を感じやすくなります、注意しましょう。水温が低いところで泳ぐ場合は、グライドを長くしすぎると体温の低下につながりますので注意が必要です。
*競泳では体の完全水没に注意。競泳競技規則で泳ぐとするならばグライド時はやや背中やヒザを反らせながら両足を水面上に上げるのが良いでしょう。足の皮膚感覚を頼りに体の一部が水面上に出ているか確認しながら泳ぎます。

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水泳の個人レッスン・グループレッスン 京都・滋賀 
千葉隆礼

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記事修正:2020・12・25,2023・1・3