指導実績(25年3月時点)

下記の定期及び単発レッスン指導実績は千葉が担当したレッスンからの集計となります。

~定期レッスン生の指導実績~

以下は千葉が担当する定期レッスン卒業生の習得内容となります。現在の定期受講生,単発レッスン生含まず教室開催から約10年・約90名から集計。

 ■25m泳→98.9%の卒業生が25m達成
  *クロールor平泳ぎ(補助具無し)
  *コロナ騒動の影響での退会を含む(不可抗力事案)

 ■四泳法習得→31名(約34%の生徒が習得)
  *クロール,平泳ぎ,背泳ぎ,バタフライ

 ■遠泳1000m→40名(重複含めず約43%の生徒が達成)

 (うち自由形1000m→35名,平泳ぎ1000m→15名,顔上げ平泳ぎ1000m→4名)

 (発達に特性のあるお子さん4名が1000m遠泳をクリア)

 ■顔上げ平泳ぎ25m→24

 ■立ち泳ぎ→17名 

 ■横泳ぎ→6

 ■ジュニア選手・・・近畿大会出場,府大会決勝進出 若干名

 ■成人・・・初心者から4泳法習得,かなづち克服,1000m,シニア初心者の25m泳達成

 他にもスカーリング,クイックターンなど・・・

(水の遊び・・・バブルリング,水てっぽう,渦・たつまきづくり)


~単発レッスン生の指導実績~

以下は千葉が担当する単発レッスン生の習得内容となります。こちらは現在の在籍生徒も含みます。(20253月時点)

■遠泳1000m→10名(重複含めず)

(うち自由形1000m→5名,平泳ぎ1000m→3名,顔上げ平泳ぎ1000m→3名)

■顔上げ平泳ぎ25m→4

■立ち泳ぎ→6

■横泳ぎ→2

■四泳法習得→5名程
*スイミングスクール選手コースの受講生もいます。元々四泳法習得している方,もう少しで四泳法習得しそう…はカウントしていません。


~発達に特性のあるお子さん~

一般の小学校に通う軽度発達特性のお子さんも指導してきました。教室開催より10年間で20名程度ご参加いただきました。習得まで決して簡単な道のりではありませんが、定期レッスンコースでは卒業生全員が25m泳を達成出来ました。

確かに多くの根気が必要ですが、小さな成功体験を積み重ねると「どれだけできるかやってみる」と言い、ノンストップで泳ぎだす光景を何度か目の当たりにしました。これもまた、彼ら彼女らの特性なのかもしれません。実際に、定期・単発あわせて5名のお子さんが1000m遠泳をクリアできました。

どこにそのスイッチがあるのか、まだわからない部分がありますが、こちらが指示していないのに顔つけ100回以上やり,鼻血を垂らしながら「まだ、出来る!」と泳ぎ出し,「おれ、カカシ泳ぎを発明してん!」と言いながらオリジナル泳法を延々と…多くの指導者は「子供の自主的自発的行動を引き出すには…」と思考を凝らしますが、彼ら彼女らは一度スイッチが入ると私の手元から離れて自分の足でドンドンと歩いていくことも少なからずあります。常識に囚われた大人からみると的外れな行動に感じる時もありますが、1000m遠泳達成はその延長線上にありました。


~千葉より~

この10年間、個別指導教室ながら定期・単発あわせて400名弱の受講生と水泳を学び合う機会をいただきました。長らくご愛顧いただき、ありがとうございます。

教室の特性として、水嫌いの子供からジュニア選手,軽度発達特性のお子さん,トライアスロンに挑戦する成人やカナヅチの大人まで、様々な年齢,競技歴の方々に合わせたレッスンを経験させていただきました。

教室開催から今日まで、どんなレベルの方に対しても成長の振り幅をとりたい!という想いが私の心の中に居ます。水嫌いには笑顔を,プール好きには特技の習得を,発達特性には“出来た!”を…かけがえのない体験を皆様と共有していきたいと思います。

これからも、よろしくお願いいたします。

※尚、当記事は必ず泳げるようになるという確約を意味するものではありません。お子さんの努力,保護者のサポート,練習環境,講師のはたらきかけ…様々な要素がうまく噛み合って“出来た”を手にすることができました。

 

千葉隆礼


20202月時点の指導実績は→コチラ

講師研修メモ 25年4月

 
当教室では不定期ではありますが、おおよそ月1回ペースで研修を行っております。水泳は簡単なスポーツではありませんので、指導法や泳法などを講師同士で共有する必要があります。以下、今月行いました研修内容について一部をメモ書きとして掲載いたします。
 

以下については子供を想定していますが、全ての児童に当てはまるわけではありません。また、メモと題していますが簡略的にまとめていますので、予めご了承ください。

 

・顔上げ系の練習は体が沈みやすいので、腰ヘルパーは2つ,顔つけ系(呼吸付きなど)はヘルパー1つがベターな場合もある。

・けのびバタ足や顔つけクロールはヘルパー無しで泳ぎ、どのようにしたら水平姿勢を保てるか指導する。どうしても体が沈むようならヘルパー1つをつけても良いが、これでも進まないor沈む場合はバタ足や蹴伸び姿勢が充分にこのレベルに達していない可能性が考えられる。

・「板有り顔上げバタ足+片手回し(腰ヘルパー2つ)」←この練習は腕動作にフォーカスをあてるので、体がしっかりと浮いている状態をサポートするために腰ヘルパー2つが望ましい。初心者の場合は特に

・講師の“首振り”はロープを背にして左を向いて生徒を目視&右を向いて前方の確認が基本(進行方向に対して右のレーンロープを背)

~目指す動作の共有~

研修では頭を入れる動作を例にしたが・・・
「目指す動作(ねらい)」はどのようなものか、実際に泳ぐ前に中腰姿勢や立ち姿勢等で練習し、伝える。そして、目指すものが生徒と共有できているか簡単な質問をして、確認する。

質問例:
泳ぐときには頭をどれくらい入れますか?→そうです、全部ですね。
頭を全部入れるにはどこを見ますか?→そうですお腹のあたりをみますね。
頭が入っていたらアゴとノドは近づきますか?あるいは離れますか?→そうですね、近づきます。
では、お腹のあたりをみて頭が入っていたら腕とどのあたりがひっつきますか?→そうですね腕と耳の後ろがひっつきます。これは正確な動きができているか自分で確認(把握)する方法でもありますよ。

~目指す動作の「出来たor出来なかった」を本人が把握するまで~

先ほどは、「目指す動作」を講師と生徒で共有することをお話しました。ここでは「目指す動作」が正確に出来ているか・あるいは出来なかったか…本人が把握できる状態までの指導について例を挙げてお話します。
 
例①

実際に泳ぐ際、「目指す動作」が正確に出来ているか、息継ぎの度ごとに「〇(出来ている)」「半分出ているよ」「もう少しアゴを引こう」「惜しい!」「〇連続で出来た!」など、細かく短い言葉で伝える。この時にわざわざオヨギを止めなくても良い。ただし、伝える→首振り→伝える→首振り・・・などを交互に行い、前方の確認を怠ってはいけない。
 
細かな一言アドバイスで動きの変化があれば改善の兆しがみられると言える。


例②

例えば、オヨギの練習の序盤ですぐに止め「今のは正確にできたよ」と伝えるのも良いし、泳ぎ終わってから「最後の5mは正確に出来ましたか?」と聞くのも良い。上手く出来なかったとしても、受講生が「出来たor出来なかった」というのが正確に把握できている&先生と共有できている状態を目指したい。この状態まで導けるとその後のレッスンにおいて継続的に上達出来る可能性がグッと上がる。


~バタ足の補助~

股関節からバタ足をうつには、膝をもって大きめにゆっくりのテンポで補助する。また、生徒は先生の補助に合わせてもらう。

思春期の子供には補助出来ないケースがある。その場合、腰掛けキックなら蹴り下ろしの際に、膝が充分に水面下に入っているか、太ももなら半分以上は水没するか目視で確認できる。ビート板などで泳いでいるときは、講師が横から見た時に左右の太ももがしっかりと目視できるかどうかで「目指す動作」が出来ているか判断できるし、その動作を伝えることも出来る。初心者のバタ足が細かくテンポが速い場合は多くにおいて股関節が力みでロックされて膝先しか使えていない場合が多い。
 
~最後に~
 
習い事初経験の低学年さんによくみられますが……人から何かを教わり、それを動きで表現し習得する素養が備わっていない場合は上記の様な丁寧なアプローチが必要な場合もあります。
 

 


 

以上となります。

個別指導においては個々の受講生に合わせた指導になりますので、上記内容とは異なるレッスン内容となる場合もございますので、予めご了承ください。

水泳個人レッスン

千葉隆礼

反復練習を経て遠泳達成

今月、一部の定期レッスン生達はクロール遠泳に挑戦しました。6名の子供達が500m遠泳を達成、うち3名が1000m遠泳をクリアしました。水泳歴はバラバラですが、皆さん当教室で1~3年ほど練習を積み重ねました。

皆さん時に楽しくワイワイする時もありますが、コツコツと地味な反復練習ともしっかり向き合いました。

地味な反復練習というのはある段階で“避けては通れないもの”として存在します。これは同じような問題ばかり解く“計算ドリル”や“漢字ドリル”と似ていて、スポーツの上達において必要不可欠なものです。多くのお子さんは飽きっぽいので、私はあの手この手で指導します。レッスン内で私がおどけたり曲芸をしてみせたり…というのは、何とかして地味な反復練習を乗り越えて…そんな意図もあります。

初心者にとって最初の頃はどんな練習でも新鮮に感じることでしょう。ですが、同じ練習ばかりやるとやがて飽きてしまいます。これはどのお子さんもだいたい同じです(まれに違う子います)。ただ、その新鮮味の無くなった練習を何度も何度も繰り返すと、新たなテクニックを身につけて次のステージに上がる事ができます。すると、そこには練習を積み重ねた者だけが味わうことのできる「新鮮なもの」が待っています。

例えば、ラクなクロールを身につけた子供が「自分の限界ってどんなだろ?」と遠泳に挑戦したり、平泳ぎを習得した子供が“ビート板を頭の上に乗せて顔上げ平泳ぎ”に挑戦したり・・・目新しさというのは初心の頃に感じるものとは少し形を変えますが、どの段階にも「新鮮なもの」は存在すると思っています。

この様に同じ練習を繰り返すことで様々なテクニックを習得していくわけですが、こういったことを何度も経験することで、物事(スポーツ以外でも)において上達するには必要なことなんだと徐々に理解していきます。

話は変わり、当教室では「まずはラクなオヨギを身につける」こと念頭に置いて練習します。ゆえに、現在の定期レッスン生(25年3月現在)は16名中10名が500m遠泳をクリア、うち6名が1000m遠泳をクリアしています。

今現在、木曜17:15~ の定期レッスングループ枠1名分を募集しています。同枠のキャンセル待ち無しでの空きは数年ぶりです。現受講生と年齢・泳力をある程度合わせますが、ご興味の方は一度お問い合わせください。学校や学習塾では体験できない事に挑戦してみませんか?

千葉隆礼

追伸:現在受講中(25年3月)の単発レッスン生のうち3名ほどが1000m遠泳,5名ほどが立泳ぎを習得しております。

2025年令和7年度 スポーツ安全保険の加入希望伺い

いつもお世話になります。
水泳個別指導教室の代表 千葉隆礼です。
現受講生の中でスポーツ保険加入希望者のみ、千葉までメール連絡をお願いします(保険の申し込み締め切りは3/9)。

メールをいただきましたら私千葉の方から詳細メールを送信します。


ーー「保険詳細」ーー
詳細(あらまし・しおり) は下記ページリンク先から

https://www.sportsanzen.org/hoken/seikyu.html

☆「保険のしおり」現物は手元にございます。ご入用の際は申し付けてください。

ーーーーーー
スポーツ保険の案内は以上です

よろしくお願いします。

教室代表:千葉隆礼(ちばたかなり)

習得時間の目安

~水泳初心者の子供がクロール25m習得するまで~


この投稿では執筆者(千葉)の担当する受講生が「どのくらいの期間で泳法取得したか」についての目安を記載します。コロナ騒動が落ち着いた2023年~24年に水泳をスタートした初心者の子供を基にしています。(→コロナ禍の2021・2022年についてはコチラ



■単発レッスン生(2023年~24年)

*当教室の単発レッスンでは最低月2回以上の受講回数を推奨しています(スイミングスクールに通っている方を除く)。

顔つけ(浮き身)が出来る年長~小学低学年
…約1年でクロール25m習得(計24時間程度)。

顔つけや浮き身が出来る小学高学年
…約半年~1年でクロール25mを習得(計12~24時間程度)。

元々、他のスイミングスクールや学校等で水泳経験のあるお子さんの場合は上記よりも習得時間は短くなります。また、ここでの“習得”は「安定して25mを泳ぐことが出来る」ことを指しているので25m初クリアまでは↑から5時間程引いたレッスン時間が目安です。

コチラのページにもコロナ禍前の習得時間目安を記載していますが、最近のお子さんは水と触れ合う機会が減少していますので、一昔前と比べると必要となる練習時間は増加傾向にあると感じています。また、学校やご家庭での教育環境も水泳習得には大きく左右し、お話を聞いて行動に移せるお子さんほどスムーズに習得できる印象が強いです。もちろん、私千葉は「どのようにしたら水泳や千葉の話に興味を持ってもらえるか」について意識しながらレッスンを行っていますが、月2時間程度では時間的に限界があります。水泳以外でどのような環境で生活されているか、というのが単発レッスン生の習得時間に大きく左右していると思います。

高学年スタートの方が習得時間は短くなる傾向にあります。しかし、クロール25m習得した時点では、それまでの練習時間が短いので、最初のうちは“ぎこちない”フォームになります。ある程度の柔軟性があり、筋肉がつきすぎていない方が水泳に合った体躯と言えると思います。

(ご注意)
※他所のスイミングスクールに通っておらず月1回の受講では上記よりもさらに時間が必要となる可能性が高いです。月1回ですと次のレッスンまでに時間が空きすぎて前回の練習内容を思い出す時間が必要になるからです。また月1の場合は風邪等のキャンセルで2か月以上空くこともあり、推奨しておりません。(ジュニア選手や成人,他のスイミングと並行して当教室受講の場合は月1回受講でも構いません)

※泳力差がある単発グループレッスンの場合は水泳指導よりも安全管理を優先しますので、上記よりも時間が必要になる場合がございます。

*教室や講師の雰囲気は
→水泳“克服”体験談(コチラ



■定期レッスン生(2023年~24年)

顔つけ(浮き身)が出来る年長~小学低学年
…約1年でクロール25m習得(計48時間程度)

顔つけや浮き身が出来る小学高学年
…約3か月~半年ほどでクロール25mを習得(計12~24時間程度)

*元々水への恐怖心が強い,水泳への忌避感のあるお子さんは上記からさらに3か月以上の練習時間を必要とします。

トップページにも類似の内容を記載していますが、じっくりと基礎を固めて理にかなったキレイなフォーム獲得を目指しますので、習得までのレッスン時間は単発レッスンと比べて多くなります。基礎を固めると応用にも挑戦できるようになり、バタフライや100m~1000m泳,顔上げ平泳ぎ,立泳ぎ,横泳ぎ等も習得するケースもございます。学校のクラスや学年、あるいは家庭の中などの小さな世界でも良いので、自分にしか出来ない特技を身につけてもらいたいというのが私千葉の想いでもあります。

謙虚を知るには他者に自慢できるモノを身につけている必要があります。定期レッスンは毎週月4回練習しますので、「特技」や「誰かの手本になるようなオヨギ」を身につけてもらいたいと思っています。

*教室や講師の雰囲気は
→水泳体験談(コチラ


■ご注意

このページの習得時間の目安は2023~2024年の受講生全体を基にしており、特定の個人を意識したものではありません。また、過度の恐怖心を持っている,お話をしっかりと聞くことが出来ない,療育手帳をお持ちのお子さんは上記よりもさらに練習時間が必要になります。もちろん、どのようにしたら恐怖を克服出来るか,水泳や私の話に興味を持ってもらえるかについても留意しながら指導しております。

時間は必要になるかと思いますが、水への恐怖心があるお子さんでも100m~1000m泳げるようになるケースもあります。また、軽度の発達障害,身体障害のお子さんも指導経験があり、中には1000m遠泳を達成した方もいらっしゃいます。
*ご参考→水泳克服体験談(コチラ

!!中学受験をお考えの方,女児(成長による体の変化)の場合は、それらを見据えて早めに水泳スタートすることをおススメします。


■さいごに

水泳は簡単なスポーツではありません。程度を問わない「走る・ボールを蹴る・投げる」動作とは違い、練習を経てやっとの思いでクロール25mを泳げるようになります。つまり、25m泳げることは特別で価値があるということです。

それまでに、つまらない反復練習を乗り越える必要がありますし、不意に水を飲み・目に水が入ることもあるでしょう。それらの対処法や予防する技術を講師から教わり、さらに水の変化やハプニングにも動じない精神力が身につくよう自分自身と向き合います。

水中は自由に息が出来ない環境です。その中で練習を積み重ねて悠々と泳ぐ技術を身につけていきます。水泳という習い事を通して、そこにしかない経験や体験を獲得しましょう。


千葉隆礼