単発レッスン推奨受講回数

単発レッスン受講生の推奨受講回数についてご案内です。

当教室のみ受講されている一般の児童の場合は、最低月2回の受講を推奨します。あくまでも推奨ですので月1回受講でも問題ございません。ですが、次のレッスンまでに間が空きますので、習得に時間がかかる場合もございます。

また、スイミングスクールと並行して受講される方は月1回の受講でも構いませんが、その場合は当教室で習った動作に注意しながら普段のスクールで練習してください。ただし、こちらについては(普段の)スイミングスクールのレッスンで担当先生からの指示があればそちらを優先して意識しながら練習してください。

大人の方については月1回でも構いませんが、レッスン受講以外に週1の頻度で自主練されたほうが泳力の維持やレベルアップにはよろしいかと思います。

上達するにはそれと向き合う時間も必要です。決して簡単なスポーツではありません。ですが、お子さんの場合は勉強を優先する時期もありますね。受講回数についてはあくまでも推奨ですので、無理の無い範囲で水泳と向き合っていただくのが良いと思っております。

 

千葉隆礼

60分で起きた変化

私の教室は駆け込み寺の性質もあります。
◯スイミングスクールで何か月も進級出来ないとか
◯他所で何年通っても25m泳げるようにならなかった
という小学生が私の教室に訪ねてきます。

全てのお子さんが↓のような結果になるわけではなく、数ある中でも上手くいったケースです。普段の練習の積み重ねがあるからこそ60分で大きく変化する事もあるという内容です。全てのお子さんが同じ結果になるわけではありません。

 


※お断り※
ほとんどのスイミングスクールでは一度に多くの生徒を教えることでリーズナブルな価格を実現できています。この点においては私の出張個別指導・マンツーマン教室を価格競争の面で圧倒しています。一方で、スイミングスクールでは集団を動かすわけですから全ての人が漏れなく希望通りの成果を得られるわけではありません。最後に…この投稿では集団or個別のどちらが優れているかについて触れていません。
※※※※※


以前、他所で2年もの間、平泳ぎキックの導入で躓いている小学高学年の初レッスンがありました。会ってみると体格が良く、受け答えもしっかりしているお子さんでした。誰もが「どうしてこの子が躓いているんだい?」と感じるほどの好少年です。
教室の活動を長年行っていると、こういったケースによく出会います。何度も同じ様な指導を行っているとそれらの共通部分が見えてきます。多くの場合において以下の不足を補うと改善される傾向があります。


―――――――
・水泳というスポーツの特性がわかっていない。
・習得中のオヨギの特徴を知らない。
・どういう心持ちで練習するのかわかっていない
―――――――


2年間停滞している平泳ぎキックのレッスンでは、まず最初に「上手く泳げるとどうなるか?」について伝えました。彼をカベから2m地点に立たせて、私は彼を背にしてカベを持ち平泳ぎのキックを行います。この時に「絶対どんな事があっても動いてはいけない」と伝えます。(後に“緩和”が来ますので、少々キツく言い聞かせて“緊張”させます。)それから私は彼に目がけてフルパワーで連続キックをします。すると強烈な波が発生して、どんなに踏ん張っても少年の体は流されてしまいます。この時の子供の表情に驚きや笑みがあればコチラの伝えたいことは相手にも届いているはずです。


「上手く泳げていると後方に強い水流が発生する」


この体験1つで子供は水泳というスポーツの特性を理解します。さらに、これをキッカケにして、練習では「水流をつくろう」という心持ちになります。
今度は子供を潜らせて私を観察させます。ただ何も言わず手本をみせるのも良いですが、様々な事を心得ていない子供には特に見てもらいたい部分を指定すると、こちらの伝えたい事がより正確に伝わります。ここでは「足のどの部分で水を蹴っているか見てごらん」と言ってから手本をします。さらに、バタ足と平泳ぎのキックを交互にみせるとオヨギの特徴の理解がより深まります。


・バタ足→足の甲で水をとらえる
・平泳ぎキック→足の裏で水をとらえる


停滞している子供にはもう一つダメ押しが必要です。例えば、大会で平泳ぎの際に足の甲で蹴ったらどうなるか?というクイズを出します。足の甲で水を蹴りながら平泳ぎを行うと、例えソレが世界で一番早かったとしても失格になります(*)。サッカーの違反“ハンド”はその後プレーを続行できますが、水泳の泳法違反は一発アウトです。記録を得ることが出来ません。
(*)子供は想像力豊かです。世界で一番とか宇宙一強いとかそういうワードを盛り込むと頭の中で勝手に映像をつくってくれます。


…もう、ここまでくれば平泳ぎというオヨギの特徴を理解できるでしょう。ここまで積み上げて初めて以下を説明した際の理解度がグッとUPします。


・平泳ぎキックは足の裏で水をとらえる
・足の裏で水をとらえるには足首を曲げる
・ヒザを曲げた時に、膝頭が前方に向くように引くと、足裏が後方に向き、水をとらえる「準備」の形ができる


何か大切な事を伝えるためには、その前に準備しなければイケない事もあるわけです。回りくどいですが、100%正確に伝えるには土台作りも必要なのです。
この60分1回のレッスンで私自身「助かった」ものもありました。それは、平泳ぎキックは正確な動作が身に付くまでは「ゆっくり・丁寧に・何度も」我慢強く同じ動作を繰り返す必要があります。堪え性が必要というか…狙った動作を定着させるには時間がかかるのです。ですが、彼は他の習い事で培った素養が平泳ぎキック習得に効果的に働きました。子供に対して「ゆっくり・丁寧に・何度も」これを伝えるのが本当に大変なのです。


オヨギの特徴を伝えずに練習させるのは、獲物の特徴を伝えずに狩りをさせるのと同じだと思っています。むやみやたらと泳いでいては成果を得ません。練習する際に大切な考え方の核となる物事を伝える時は相手の心を動かします。どういう伝え方が相手の心に影響を与えるか反応を見る必要があります。

集団指導の塾に通いながら足りない部分については家庭教師の指導を受けるケースがありますが、私の教室においてもスイミングスクールを補完する性質があります。
ただ、個人的には非ジュニア選手が普段のスイミングスクールに加えてソレ以上の時間と費用を使って外部のマンツーマンレッスンを受講”しなければいけない”状況に、少し抵抗があります。


ですので普段のスイミングスクールのレッスンについていけるように、短時間で何かの変化を生む事を目標としています。それはオヨギ自体の変化や練習の際の心構えなど、何でも良いと思っています。
今回は上手くいったケースでした。もちろん上手くいかない場合もありますが、素直な子供ほど指導者の導きによって良いオヨギにも悪いオヨギにもなってしまいます。


当時はキャンセル待ちの状況でレッスン受付が出来ず、その場の電話で20分程平泳ぎの解説をして、後日たまたま空きが出た1時間でスイムレッスンをしました。レッスン開始直後にオヨギをみせてもらいましたが、電話で伝えた通りの動きになっていて、通信教育で空手をやっていた吉本新喜劇の故岡八朗さんに少し追いつけた気がしました。

(※)
添付画像は保護者の方からご丁寧に進級の報告をいただいたものです。また、全てのお子さんがこのような結果になるわけではなく、上は数ある中でも上手くいったケースです。きっと水泳以外でも良いご経験を積まれたからこのような結果になったと推測します。

冬を耐えて夏に笑う

 

当教室の生徒達の約半分は運動が苦手・あるいは元々水が嫌いな子供達です。この生徒達は今の寒い時期でもプールに来てオヨギの練習を頑張っています。特に今の時期はプールが空いており、最適な環境で練習しています。

私の教室はコロナ騒動で半分くらいに数を減らしましたが、去年の春頃にたくさんの新規生徒が加わりコロナ前の水準まで人数を回復しています。

そんな多くの2022年加入組は、1年半以上経った現在、クロール25mを泳げるようになり平泳ぎに挑戦する段階に差し掛かっています。
*なかには1km遠泳クリアや立ち泳ぎを習得されたお子さんもいます。

そんな寒い季節でも頑張っている彼ら彼女らには是非とも夏に気持ちよく泳いでもらいたいと思っています。

水泳はテクニックスポーツでありオヨギの技術がなければ力づくで泳ぐのが難しいスポーツです。陸の運動が出来ても、よほどの運動センスがなければ25mを安定して泳ぐ事は出来ないでしょう。

先ほどにも述べたように私の教室の生徒の半分は運動の苦手な子供達です。その中には学校の体育授業で劣等感を抱く子供もいます。ですが、そんな体育授業の中での優劣関係を逆転できるのが水泳です。普段陸上でブイブイ言わせている子供でも技術が無ければかなり苦しい想いをするのが水泳というスポーツです。水泳が出来る子達にとっては活躍できるチャンスの場です。

是非ともこのチャンスに私の生徒達は学校の授業で悠々としたオヨギを披露してもらいたいものです。もちろん水の遊びである「バブルリング(泡でリングをつくる)」「水てっぽう」「渦づくり」なども練習中です。習い事に通う以上は多くの人が出来ない事を身につけてもらいと思っています。オヨギであれ、水の遊びであれ、周りの多くの子供が出来ないレアな特技を持つことで自信や自尊心を身につけてもらいたいです。

教室の生徒達には夏に水泳を頑張るのでは無く、夏の水泳授業を笑顔で泳いでもらいたいと思っております。

 

千葉隆礼

 

 

今後の千葉の週間スケジュールについて

お世話になります。
水泳の個別指導教室の千葉隆礼です。

長らく休止となっていたラクトスポーツプラザが京都市財政難の影響や利用者の減少により民間売却が決まりました。
京都市HP→https://www.city.kyoto.lg.jp/kensetu/page/0000318214.html

よって、以前の様にラクスポで教室活動を行う事は絶望的となりました。

また、ラクスポ休止前は(水)(木)と同施設で定期レッスンを行っていましたが、今後は同曜日を「におの浜ふれあいスポーツセンタープール(大津膳所)」にて定期レッスンを行います。
*(水)(木)の一部の時間帯は単発レッスンコース受付

・その他レッスン場所や曜日の詳細→http://swimschool.jp/swimmingpool

その他ご不明な点がございましたらお問合せ下さい。
よろしくお願いいたします。


教室代表:千葉隆礼(ちばたかなり)

講師への連絡方法について

いつもお世話になります。水泳の個別指導 千葉です。

特に現在の受講生保護者に注意喚起です。

講師(高山・千葉)への連絡手段ですが、Eメールか電話(留守電)にてお願いします。SMS(ショートメール/ショートメッセージサービス)については届かないケースがあるようです。

Eメールに関しては些細な事でも必ず返信するようにしていますので、返信が無い時は再送していただくかTELにて受信の確認をお願いします。

最後に、プールの更衣室は電波状況が良くありません。レッスン間に確認するように心がけていますが、電波を拾うまでタイムラグがあり、レッスン間の僅かな時間に連絡を受信できない場合もございます。

お手数をおかけしますがよろしくお願いいたします。

 

千葉隆礼