本日のレッスンについて(2021/8/18

(やむを得ず欠席される場合のみ連絡願います。)

 
本日2021/8/18は大雨警報が発令されていますが、「現在のところ」レッスンを行う予定です。
*当教室は通例、台風による暴風警報の際は休講措置をとっております。
 
ですが、今後の状況により休講となる場合がございます。
その際は正午過ぎに追って連絡します。
*連絡が無ければレッスン開催となります。
 
__________
(!お車でお越しの方は注意!)
 
先日からの大雨により、8/18現在、山科⇔大津間の国道1号線が通行止めとなっております。
(京都新聞↓)
 
代替措置として高速道路を無料で迂回通行できるようですが、混雑している時間帯もあるようです。
山科から車で来場の方はご注意願います。
*欠席される場合は返信願います。
 
__________
(電車でお越しの方)
JR・京阪共に朝7時現在は運行しております。
ですが、今後の状況を注視し、運行状況・遅延状況を確認してから出立いただくのがよいでしょう。
 
JR運行状況
JR列車位置情報
 
京阪運行状況
________________
(単発レッスンの方へ)
本日は道路通行止め・列車運行取りやめなどが発生する(恐れ)がありますので、欠席の場合は不可抗力特例事案として全額返金いたします。
_________
 
来場の際は十分にご注意の上お越しください。
よろしくお願いいたします。
 

『大人超え』を目指す!!3/3

執筆:千葉

・・・続き・・・

当教室のレッスンは公共プールを一般利用して、周りの方と譲り合いながら練習するカタチをとります。子供の成長はそのプールで練習している一般の大人・赤の他人様をも巻き込みます。毎週見かける子供が良いオヨギとなったらその周りの大人が変化を感じます。顔見知りのおっちゃんおばちゃんに「じょうずになったね〜」と褒めてもらえうこともしばしば。赤の他人様は正直です(笑)決して建前上での”褒め”は使いません。自分とは関係のない見ず知らずの子供なのですから。

そのような子供の成長はプールの利用客である周りの大人(赤の他人様)に影響を及ぼすこともあります。それは周りの大人が子供のやっていることをマネしだすのです。子供が立泳ぎをやっていると簡単そうに感じるのか周りの大人もチャレンジすることもあります。…ただ…なかなか上手く出来ない…ここで周りの大人は子供の技術の凄さを体感するのです。私の教室では長距離泳に挑戦する子も多いです。1000m(約50分)泳いだ後には名前も知らない大人から自然と拍手がおこることもあります。

習い事で何もそこまで。。。と感じるかもしれないですが、実際に自分の子供がその域に達すると嬉しいものです。意識をしながら泳ぐ目的をもって練習する…そういった細かい事の積み重ねで確かな実力がつきます。その実感を持てば、子供の表情が変わります。その成長を感じた親御さんの表情も変わります。水泳というスポーツは技術さえ身につけば親の水泳レベルを超えることができます。子供が自分のレベルを超えた時は嬉しいと感じるものではないでしょうか。

これは余談ですが、私が生徒にオヨギの説明をしていました。すると横から初対面のおば様が「あらヤダ、美男子!」とこちらを向いて話しかけてきます。この時の生徒は私の話を聞くときはとても真剣な眼差しでクッとこちらを向いて話を聞きます。このような生徒の真剣な姿勢をみて「あらヤダ!美男子!」と思わず声が出たのでしょう。ただ、真剣な眼差しを持つ者は私も同じです。それに”イケメン”ではなく「美男子」というちょっと今風ではない言葉を選択なさったこと、さらに生徒への嫉妬心も相まって「あら~…♪私のこと~?照れちゃう★」とおば様に返事しました。するとおば様は「ちゃうがな!」といたずらな表情をしながら水をかけてくるではありませんか・・・

このようにですね。。「大人・親の水泳レベルを超える」「思わず赤の他人様が声をかけたくなるようなオヨギを取得する」これが私の裏テーマでもあります。

 

『大人超え』を目指す!!2/3

執筆:千葉

・・・続き・・・

子供は大人の操り人形ではありません。「頭!頭!足!バタバタ!たくさん!ブクブク!手ぇあげて〜!おい!おい!」……横から指導者に言われなければ泳げない、というのは本当の意味で泳げていないのです。もちろんその様な時期を通過することは必要かもしれませんが、「合格!」「できた!」がそこではイケないのです。「自分の意思を持って泳ぐ」、私が目指したいのはこのような自主自発の精神を持った泳者に育て上げることです。

1通いの一般生徒には、本人が願わない限りは水泳選手になって欲しいなどと思っておりません。ですが、勉強や他の習い事を行う際に、自分の意志や意識を持って1つ1つに意味を持たせて行動できるようになって欲しいと思います。水泳を通してその様な素養を少しでも身につけて欲しい…そう願っています。水泳で「大人超え」「親超え」を経験し、自信をもって他の物事にも取り組める少年少女に育って欲しいと強く思います。

*【ご注意!】他所のスイミングスクールから当教室への移籍を検討中の方に。
(場合にもよります)水泳はスポーツの特性上、基本的にプレイしている最中(泳いでいる時)に指導者の指示が届きにくいスポーツです(泳ぐ最中は水の音で周りの音が聞こえにくい&目線が合い辛い)。ですので、練習で必要なのは「何を考えて、何に気をつけて泳ぐか」子供自身が意識を持って練習に取り組むということです。普段から自ら何も考えることも無く指示されたまま泳がされている場合は、当教室に来られても上記のような練習の自意識・自我が芽生えるまで多少お時間を見ていただく必要がございます。場合によっては教室変更後、劇的に好転する場合もありますが、とある環境に慣れてしまった人間がすぐに変わることは難しいケース(*)もございます。あらかじめご了承下さい。
(*)特に何かを意識して練習しなくとも労せず合格できるような環境で長い間育ってしまう…合格認定基準が意図的に下げられている場合など(http://swimschool.jp/2021/06/15/1-25/ ←詳細はこちらをご覧ください。)。練習中に考えたり工夫することなく「みなし認定」されて育ってしまうと、「スポーツ=考える必要があるもの」という思考になるまでに時間が必要になる場合もございます。これは他の分野の習い事や学校で良き指導者と出会っている場合はこれに当たらないと言えるかもしれません。非常にあやふやな表現となっていますが、言い切ることが出来ないほど様々なケースがあるということです。

・・・続く・・・

『大人超え』を目指す!!1/3

執筆:千葉

世のお子さんは様々なスポーツを習っています。小学生の場合であれば、スポーツの種類によっては競技未経験の親と勝負しても力や体格の差で負けてしまうでしょう。ですが、水泳は正しく練習すれば子供が大人に勝てるチャンスのあるスポーツです。水泳は力づくで運動するスポーツでは無く「ワザのスポーツ」だからです。水泳はパワーやスタミナももちろん必要ですが、週1通いのお子さんでも技術さえ身につけば1000m遠泳・立ち泳ぎ・横泳ぎが出来るようになります。上記の泳力を有している教室の生徒のほとんどは家族の中で一番水泳が上手く、小学校の高学年ですでに“親越え”を成し遂げています。このことから水泳はワザのスポーツと言い切って良いほどの特性を持っています。

小さな子供でも月4回の練習をコツコツ続けて技術さえ身につけば、クロール長距離や立泳ぎの様に、一般的な大人が出来ない事を身につけることが出来ます。さらに言うと一般的なスイミングスクールのコーチのレベルを超えるケースもあります(*)。当教室の定期レッスン生の裏テーマの一つは『大人超え』です。それを成し得るには子ども自身が正確なオヨギの知識を自分の言葉で身に付け、それを意識しながら適切な練習を行うことが必要です。
(*)特に選手未経験の学生アルバイトコーチや主婦のパートコーチなど

指導の際に「頭を入れる」「腕を大きくまわす」「足の裏で蹴る」…など見たままのフォームを伝えることも必要ですが、「なぜ、頭を入れるのか」「なぜ、足首を曲げるのか(平泳ぎ)」など『なぜ!?』そのような動きが必要か・その動きにどんな意味があるのかをレッスン内で伝えるようにしています。水をどのように扱い、体をどのように動かせば理想のオヨギとなるか、受講生自身が理解し、目的を持って泳げるよう日々指導しております。

・・・続く・・・

『認定について』〜4/4〜

執筆:千葉

・・・前回の続き・・・

数年前の話ですが当教室の講師採用実技・面接試験で「〇〇スイミングスクールで1級とりました!ジュニア選手もしていました!」というアピールで来られた爽やかな青年がいました。オヨギを見てみるとバタフライはヒジがグニャリと曲がり、平泳ぎはしっかりと足の裏で踏み込めていないものでした。泳法違反も確認できました。クロールも力づくで技術的なものは何一つございません。本人はスイミングスクールから合格認定証や賞状を貰ったからと「上手に出来ている!」と思い込んでいますが、それは所属していたスイミングスクール(*)の営業活動による「みなし認定」の産物であって、世間では全く通用しないものでした。その青年は受け答えがとてもしっかりとしており、爽やかで素直さも兼ね備えた人物でしたので、とても苦しい気持ちになりました。オヨギ以外は完璧で申し分なく良き指導者になりうる品もありました……ただただお別れするのが勿体ないと思い、その晩一緒に焼鳥屋に行き、呑み語り合い、その後お別れしました。
(*)すべてのスイミングスクールがそうではありません。

認定証と本来の実力にギャップがあると後に取り返しのつかないことになります。「みなし認定」が通用するのは所属しているスイミングスクールの中の世界だけです。そもそも「実力をどうつけるか」よりもカタチだけの「認定証」が重要視されているのでは本末転倒です。私は認定証を与えられた時に出る一時的な子供の笑顔よりも、上手くいかない時期を根気強く乗り越え目標をクリアした時の達成感や過程を大切にしています。

当教室では基本的に賞状・認定証というカタチでの泳力認定は行いませんが、定期レッスンでは(子供目線での)技術習得を実感してもらう手法をとる場合はございます。一方で純粋にオヨギを楽しんでいるお子さんにはそれさえもしないことがあります。私がそれよりも優先する事は、頑張って練習を継続している生徒に対して「世に出ても恥じぬオヨギ」を伝えることです。