水中ジャンプ (5)〜腕動作〜

ボビング“ジャンプ”…ジャンプと名前にありますが、ジャンプ動作よりも腕動作の方が比較的重要な気がします。腕動作がしっかりと出来ると息継ぎに余裕が出来、浮を得ながら(フワッと)ボビングジャンプをすることができます。

●潜るとき

両手はバンザイをするようにしながら体の抵抗を少なくして潜っていく。次の両手で水を押さえる動作を考えて、手のひらは体の外側に向けるのが望ましいで す。手のひらを外側に向けていくと、そのままの状態で(手のひらをひっくり返さないで)水を押さえる動作に移ることができます。両手はうさぎの耳のような 形ですね。

●息継ぎの時

両手を大きく広げ抵抗をつくり沈みにくくする。更に両手を広げた状態から 水を少し下に押すようにする。前日の内容にもありましたが、息継ぎの時はアゴまで上がります。アゴまで上がった時(上図)には、肺が水面下にありますね。 その「肺の浮力」+「両手を広げ抵抗をつくる」+「両手で水を押さえる」この動作を合わせることによってフワッと浮く体勢をつくります。それが出来ると余裕がうまれ、息継ぎのタイミングが合いやすくなります。上図の姿勢の時に約1秒弱フワッと“浮”を得ていれば十分でしょう。


※下図にならないように。腕で水を押さえる動作ができていませんね。力みがある子もこのような動作になりがちです。

※腕を水面上に出さないフォームのボビングジャンプもありますが、両手で水をグ~っと押さえるのは共通しています。