チバちゃん遊び

『今日は“チバちゃん遊び”をします』

これを聞くや否や

「え゛゛――――!!(怒)」

“チバちゃん遊び”というのは“チバちゃんのチバちゃんによるチバちゃんのための遊び”を意味します。(*注)

つまり私(千葉)が水遊びを紹介して、それを生徒たちにやってもらう、チバエゴイズムで満たされた半強制型の遊びです。

自由気ままに遊びたかった子供たちはイヤイヤながら千葉の遊びに付き合わされます。

“プールでドンジャンケンホイ”や“プールでグリコ”など、誰でも簡単にできる遊びから“バブルリング”や“渦づくり”など、練習が必要な遊びもあります。

チバちゃん遊びをイヤイヤ体験した次の週に「は~や~く、ドンジャンケンホイするよ!!センセー準備してよ!!」と強い口調を浴びた時にやぁ、嬉しさを悟られないように唇をグッと噛んで笑いを堪えるので精一杯です。『やっぱり、チバちゃん遊びは面白いでしょ~』なんて口が裂けても言えません。

今日は、“ドルフィンで積み木倒し”…コレをやりたいなぁ

(*注)当教室は政治的要素とは無関係です。

千葉隆礼

教室移籍をご検討の方へ


私の教室には、「現在通っているスイミングスクールにハマらない(なかなか上達しない・面白くない)子供」からの問い合わせが一定数ございます。

ですが、状況によってはキャンセル待ちの場合もございますので、私がすぐにそのような子供たちのフォローをすることが出来ません。ですので以下の「ご家庭で出来ること」をまずはご参考ください。

前提として、全員に当てはまることではありませんことをご理解いただいたうえでご覧ください。

・・・・・・・

「ご家庭で出来ること」
~通われているスイミングスクールがつまらないと感じるお子さん~

水泳は“楽しい”・“おもしろい”を簡単に得られるスポーツではありません。
これは、本質的な楽しさの事を指しており、「先生が面白い」や「友達と一緒に練習するのが楽しい」とは別物です。

水泳はコツコツと練習を継続して、獲得した技術を駆使し、やっとのおもいで楽しく自由に泳げるようになります。これはピアノの習得と似ていると思いますが、ビギナーにとって本質的な楽しさを得るのは「技術を獲得してから」となり、時間と根気が必要です。
*ヒモをつかったコマ回し,ボール3つでのジャグリングなど…とも似ていると思います。

私の場合ですが、多くのビギナーが“つまらない”と感じる気持ちを和らげる程度の“はたらきかけ”しか出来ません。やはり上記の本質から逃れることはできません。

表題(~通われているスイミングスクールがつまらないと感じるお子さん~)と同じ境遇の方が最初に出来ることは、通われているレッスン曜日を変える・知り合いのお友達と同じ時間帯に通う…など、可能な範囲で状況や環境を変えるというのも1つの方法です。これについては比較的簡単に出来ると思います。

さらに、時間がありましたら親子で公共のプールなどに行って一緒に水遊びをするというのも良いと思います。少し難しいかもしれませんが、遊びの延長でお子さんがお父さん・お母さんにスイミングスクールで習ったオヨギのテクニックを教えるという構図になれば、気持ちの変化は起こりやすいかと思います。ただし、注意が必要ですが、お子さんがトンチンカンなことを言っても最初は決して否定せずに、スイミングスクールで教えてもらったことを親御さんに話しやすい状況や関係性をつくるのが最優先だと思います。

お子さんの性格にもよりますが、(強く狙ったりせずに)一緒に遊ぶ中でお子さんの動きをマネするのも1つの方法です。このやりとりの中でお子さんが「お父さんの動きは違うよ、こうするんだよ。」となれば、この延長線上で「○○ちゃん、バタ足はどうやるの?」とお父さんがお子さんに教えてもらう構図になると思います。手間はかかると思いますが、これを繰り返すとスイミングスクールでの過ごし方に少しずつ変化が生まれると思います。

最後に大切なことは、親の狙い通りに子供は動かないことも多々あるということを強く強く意識しながらプールで楽しんでください。「あ~あ、○○ちゃんはプールで遊んでばっかりだから金と時間の無駄遣いだったな」なんて言おうものなら親子の関係は破綻してしまうでしょう。自分の働きかけがマズかったと思い、次の機会に再チャレンジです。

千葉隆礼

 

 

こっちは疲れてんだからさ!!

私は今の教室を立ち上げる前にスイミングスクールのアルバイト講師をしていた。

アルバイト講師をやるにつれて、スイミングスクールは先生と保護者の距離が遠いと感じていた。学校とは違い観覧席から様子を見ることが出来るのに、講師と話すことはほとんどない。そういう事に違和感を感じ、アルバイト講師後半には担当する全ての保護者に電話掛けを行い、日頃の生徒達の様子を話す機会を設けるようにしていた。

保護者への電話は2.3か月に一度の頻度で行い、子供の水泳の状況の他にもう一つ水泳以外の話しをするように努めた。自主的に行っているとはいえ、元々コミュ障だった私にとっては水泳以外の話題を探すのには苦労した。

ある時、かなり非力な幼児A(バタ足クラス)を担当したことがあった。そのパワーの無さからバタ足が全く進まず、最低限の筋力や体力をつける必要があると感じた私は、体をたくさん動かす練習メニューを継続することにした。

来る日も来る日もバタ足バタ足…そんなレッスンが続いたある日、幼児Aはバタ足をしながら私を睨むようになった。

最初は何かの見間違いかなと思ったが、Aの泳ぐ順番になるとやっぱり私に鋭い眼光を向けてくる。こんな小さな子が大人を睨むことがあるのかな?何か訴えているに違いないと感じた私はAに探りを入れてみた。

『Aちゃん~。何かあったの~。トイレかな~?』

そう言うとAはキッ!と私を睨み、鋭い口調でこう言った。

「保育園で疲れているのに、千葉コーチはバタ足しろ!バタバタ!って…こっちは疲れてんだからさ!!」

当時の私は大きな勘違いをしていた。子供は疲れ知らずだと勝手に思い込んでいた。まさか幼児に「保育園のソレ以上に疲れさせるな!」とハッキリ言われるなんて予想だにしなかった。

その後、私はAと関係を深めるために会話を持つように心がけた。元々コミュ障だった私は気の利いた話など出来やしない。王道の「好きな食べ物」の話題を振ってみた。

『ねぇねぇ、Aちゃん。何の食べ物が好きなの?』

するとAはこう言った。

「おじいちゃん家の柿!」

『へぇ~そうなんだ。柿かぁ~。干したりしても美味しいよね。僕も干し柿は好きだな~。』

そう言うとAはキッ!と私を睨み、鋭い口調でこう言った。

「私が好きなのは柿じゃないよ!おじいちゃん家の柿だよ!」

彼女曰くスーパーの柿なんかより、おじいちゃん家で採れた柿の方が断然美味しいとのこと。

すぐさまこの日の話を保護者に電話で伝えた。電話口で笑っていただいたのを今でも覚えている。Aのおかげで保護者との電話が上手くいった気がした。その後、Aのバタ足25m合格を見届けて、私は同施設のアルバイトを離れることになる。

千葉

指導実績(25年3月時点)

最終更新日時:2026年03月06日

下記の定期及び単発レッスン指導実績は千葉が担当したレッスンからの集計となります。

定期レッスン生の指導実績

以下は千葉が担当する定期レッスン卒業生の習得内容となります。現在の定期受講生,単発レッスン生含まず教室開催から約10年・約90名から集計。

 ■25m泳→98.9%の卒業生が25m達成
  *クロールor平泳ぎ(補助具無し)
  *コロナ騒動の影響での退会を含む(不可抗力事案)

 ■四泳法習得→31名(約34%の生徒が習得)
  *クロール,平泳ぎ,背泳ぎ,バタフライ

 ■遠泳1000m→40名(重複含めず約43%の生徒が達成)
  *25年末までに幼児さん2名が1000m遠泳達成

 (うち自由形1000m→35名,平泳ぎ1000m→15名,顔上げ平泳ぎ1000m→4名)

 (発達に特性のあるお子さん4名が1000m遠泳をクリア)

 ■顔上げ平泳ぎ25m→24

 ■立ち泳ぎ→17名 

 ■横泳ぎ→6

 ■ジュニア選手・・・近畿大会出場,府大会決勝進出 若干名

 ■成人・・・初心者から4泳法習得,かなづち克服,1000m,シニア初心者の25m泳達成

 他にもスカーリング,クイックターンなど・・・

(水の遊び・・・バブルリング,水てっぽう,渦・たつまきづくり)


単発レッスン生の指導実績

以下は千葉が担当する単発レッスン生の習得内容となります。こちらは現在の在籍生徒も含みます。(20253月時点)

■遠泳1000m→10名(重複含めず)

(うち自由形1000m→5名,平泳ぎ1000m→3名,顔上げ平泳ぎ1000m→3名)

■顔上げ平泳ぎ25m→4

■立ち泳ぎ→6

■横泳ぎ→2

■四泳法習得→5名程
*スイミングスクール選手コースの受講生もいます。元々四泳法習得している方,もう少しで四泳法習得しそう…はカウントしていません。


発達に特性のあるお子さん

一般の小学校に通う軽度発達特性のお子さんも指導してきました。教室開催より10年間で20名程度ご参加いただきました。習得まで決して簡単な道のりではありませんが、定期レッスンコースでは卒業生全員が25m泳を達成出来ました。

確かに多くの根気が必要ですが、小さな成功体験を積み重ねると「どれだけできるかやってみる」と言い、ノンストップで泳ぎだす光景を何度か目の当たりにしました。これもまた、彼ら彼女らの特性なのかもしれません。実際に、定期・単発あわせて5名のお子さんが1000m遠泳をクリアできました。

どこにそのスイッチがあるのか、まだわからない部分がありますが、こちらが指示していないのに顔つけ100回以上やり,鼻血を垂らしながら「まだ、出来る!」と泳ぎ出し,「おれ、カカシ泳ぎを発明してん!」と言いながらオリジナル泳法を延々と…多くの指導者は「子供の自主的自発的行動を引き出すには…」と思考を凝らしますが、彼ら彼女らは一度スイッチが入ると私の手元から離れて自分の足でドンドンと歩いていくことも少なからずあります。常識に囚われた大人からみると的外れな行動に感じる時もありますが、1000m遠泳達成はその延長線上にありました。


~千葉より~

この10年間、個別指導教室ながら定期・単発あわせて400名弱の受講生と水泳を学び合う機会をいただきました。長らくご愛顧いただき、ありがとうございます。

教室の特性として、水嫌いの子供からジュニア選手,軽度発達特性のお子さん,トライアスロンに挑戦する成人やカナヅチの大人まで、様々な年齢,競技歴の方々に合わせたレッスンを経験させていただきました。

教室開催から今日まで、どんなレベルの方に対しても成長の振り幅をとりたい!という想いが私の心の中に居ます。水嫌いには笑顔を,プール好きには特技の習得を,発達特性には“出来た!”を…かけがえのない体験を皆様と共有していきたいと思います。

これからも、よろしくお願いいたします。

※尚、当記事は必ず泳げるようになるという確約を意味するものではありません。お子さんの努力,保護者のサポート,練習環境,講師のはたらきかけ…様々な要素がうまく噛み合って“出来た”を手にすることができました。


~参考~

20202月時点の指導実績は→コチラ


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京都・滋賀

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千葉隆礼

 

 

講師研修メモ 25年4月

 
当教室では不定期ではありますが、おおよそ月1回ペースで研修を行っております。水泳は簡単なスポーツではありませんので、指導法や泳法などを講師同士で共有する必要があります。以下、今月行いました研修内容について一部をメモ書きとして掲載いたします。
 

以下については子供を想定していますが、全ての児童に当てはまるわけではありません。また、メモと題していますが簡略的にまとめていますので、予めご了承ください。

 

・顔上げ系の練習は体が沈みやすいので、腰ヘルパーは2つ,顔つけ系(呼吸付きなど)はヘルパー1つがベターな場合もある。

・けのびバタ足や顔つけクロールはヘルパー無しで泳ぎ、どのようにしたら水平姿勢を保てるか指導する。どうしても体が沈むようならヘルパー1つをつけても良いが、これでも進まないor沈む場合はバタ足や蹴伸び姿勢が充分にこのレベルに達していない可能性が考えられる。

・「板有り顔上げバタ足+片手回し(腰ヘルパー2つ)」←この練習は腕動作にフォーカスをあてるので、体がしっかりと浮いている状態をサポートするために腰ヘルパー2つが望ましい。初心者の場合は特に

・講師の“首振り”はロープを背にして左を向いて生徒を目視&右を向いて前方の確認が基本(進行方向に対して右のレーンロープを背)

~目指す動作の共有~

研修では頭を入れる動作を例にしたが・・・
「目指す動作(ねらい)」はどのようなものか、実際に泳ぐ前に中腰姿勢や立ち姿勢等で練習し、伝える。そして、目指すものが生徒と共有できているか簡単な質問をして、確認する。

質問例:
泳ぐときには頭をどれくらい入れますか?→そうです、全部ですね。
頭を全部入れるにはどこを見ますか?→そうですお腹のあたりをみますね。
頭が入っていたらアゴとノドは近づきますか?あるいは離れますか?→そうですね、近づきます。
では、お腹のあたりをみて頭が入っていたら腕とどのあたりがひっつきますか?→そうですね腕と耳の後ろがひっつきます。これは正確な動きができているか自分で確認(把握)する方法でもありますよ。

~目指す動作の「出来たor出来なかった」を本人が把握するまで~

先ほどは、「目指す動作」を講師と生徒で共有することをお話しました。ここでは「目指す動作」が正確に出来ているか・あるいは出来なかったか…本人が把握できる状態までの指導について例を挙げてお話します。
 
例①

実際に泳ぐ際、「目指す動作」が正確に出来ているか、息継ぎの度ごとに「〇(出来ている)」「半分出ているよ」「もう少しアゴを引こう」「惜しい!」「〇連続で出来た!」など、細かく短い言葉で伝える。この時にわざわざオヨギを止めなくても良い。ただし、伝える→首振り→伝える→首振り・・・などを交互に行い、前方の確認を怠ってはいけない。
 
細かな一言アドバイスで動きの変化があれば改善の兆しがみられると言える。


例②

例えば、オヨギの練習の序盤ですぐに止め「今のは正確にできたよ」と伝えるのも良いし、泳ぎ終わってから「最後の5mは正確に出来ましたか?」と聞くのも良い。上手く出来なかったとしても、受講生が「出来たor出来なかった」というのが正確に把握できている&先生と共有できている状態を目指したい。この状態まで導けるとその後のレッスンにおいて継続的に上達出来る可能性がグッと上がる。


~バタ足の補助~

股関節からバタ足をうつには、膝をもって大きめにゆっくりのテンポで補助する。また、生徒は先生の補助に合わせてもらう。

思春期の子供には補助出来ないケースがある。その場合、腰掛けキックなら蹴り下ろしの際に、膝が充分に水面下に入っているか、太ももなら半分以上は水没するか目視で確認できる。ビート板などで泳いでいるときは、講師が横から見た時に左右の太ももがしっかりと目視できるかどうかで「目指す動作」が出来ているか判断できるし、その動作を伝えることも出来る。初心者のバタ足が細かくテンポが速い場合は多くにおいて股関節が力みでロックされて膝先しか使えていない場合が多い。
 
~最後に~
 
習い事初経験の低学年さんによくみられますが……人から何かを教わり、それを動きで表現し習得する素養が備わっていない場合は上記の様な丁寧なアプローチが必要な場合もあります。
 

 


 

以上となります。

個別指導においては個々の受講生に合わせた指導になりますので、上記内容とは異なるレッスン内容となる場合もございますので、予めご了承ください。

水泳個人レッスン

千葉隆礼