最終更新日時:2026年4月4日
~新規受講を検討される方への“レッスン風景”~
■前置き
当教室では、各泳法の特徴はどういったものかを受講生に伝えてレッスンを行っています。さらにオヨギの各部分の動作を挙げて
「なぜこのような動きになるのか」
「どういった効果があるのか」
「この動作を表現するには何を意識すれば良いのか」
…など、子供たちに伝わるように試行錯誤しながら指導にあたっています。
今回の投稿では、私が普段のレッスンで行う「クロールの息継ぎ」のレッスンイメージについてご紹介させていただきます。ただし、以下の注意点を押さえれば誰でも泳げるわけではありません。個々により修正箇所は違いますし、受講生によって理解の仕方も様々です。あくまでも指導例としてご覧ください。新規受講を検討される方に当教室の指導風景が伝われば幸いです。
■クロール息継ぎのレッスンイメージ
①息継ぎの際、水面上に頭が上がるケース
〈目指す動き〉
頭部の後ろ半分程度が水に浸かった状態で息継ぎをする。また、①では常にうつ伏せ状態で泳いでいるケースが多い。その場合、ローリング(体を左右に傾ける)動作を意識し、息継ぎはその延長線上にあるイメージを持つ。このローリング・腕の掻き・首をひねる動きを調和させると口が水面上に出やすくなる。
〈伝え方・練習風景〉
・ビート板片手クロールなどのドリル練習を行い、腕と耳の後ろをつけながら息継ぎの動作を覚える。動作を修正する場合は、少々大げさな意識をもち「腕と耳の後ろを密着させる位の気持ち」で練習してもらう。小さなお子さんには「腕と耳の後ろは“仲良し”」などと称して伝える。
・横を向いた姿勢でバタ足練習をし、クロール息継ぎの姿勢でバランスをとって力まず浮けるように慣れる
・「体をゆったり左右に振り、それに合わせて腕を大きく掻くんだよ」などと、クロールというオヨギの特徴を手本を交えながら伝える
・「右or左」の肩をしずめると体が開きやすくなり顔が水面上に出やすくなるよ(右を向いて息継ぎする場合は左肩に体重を乗せる)
・・・など
②掻き手の押し込みが足りず、口がすぐに水没するケース
〈目指す動き〉
・肘が伸びきるまでしっかりと水を押し込む
・掻き終わりまで手のひらを後方に向ける
〈伝え方・練習風景〉
・掻き手の親指が太ももと擦れるまで掻こう(①と同様に大げさな意識を持ちクセを修正)
・掻きはじめで捉えた水を足元へ送ろう。足先に水流を当てるんだ
・「伸ばす~・押さえる・ちょい捻る~(ひねる)」これをリズムに乗せながら歌う。 ローリング動作に合わせて手のひらを捻りながら押し込むことで、掻きの後半で手のひらが後方に向く…つまり足元に水流が流れやすくなる
・”ピッ”と素早く掻くのではなく、「グ~~ン」と長い時間掻いてみよう
・・・など
■さいごに
スイミングスクールで停滞する子供の多くは「クロール=体をうつ伏せにした状態で泳ぐ」と誤った認識をしています。それは、初級の段階で「けのび」や「ビート板バタ足」などの、うつ伏せでの練習が多いのと、オヨギの特徴を理解していないというのが原因にあると思います。平泳ぎキックで停滞する子供にも似たようなことが言えますが、各泳法の特徴に触れながら指導しないと、子供達はどの方向を目指せば良いか理解できません。例えばクロールというオヨギの特徴は「ローリング動作と腕主体で進む(*1)」です。もちろん、一度伝えればOKという事ではなく、生徒に伝える言葉の中にオヨギの特徴を散りばめ、さらに手本を見せ(*2)、子供に質問を投げかけ、理解できているか確認をする必要があります。当教室では問題無く出来ている部分と修正が必要な箇所を見極めながら、受講生一人ひとりの特徴や動作に合わせて指導を行います。
*1
息継ぎで停滞する子供は、とにかく強烈なバタ足でクロール息継ぎを攻略しようとするケースが多いです。ですが、ゆったりラクに泳ぐおっちゃん・おばちゃんを見てください。腕は大きく・ローリング動作…これがクロールというオヨギの特徴です。
*2
手本はただ単に見せればよいのではありません。「泳いでいる先生の胴体はどのようになっているかな?先生の胸はプールの底にずーっと向いたままですか?バタ足はずっと同じ向きに蹴っていますか?」など先生の手本のどの部分に焦点を当てて見ればよいか伝えます。このように指導することで「手本をボーっと眺める子供」から「じっくりと観察する子供」に変化します。一部分を集中的に見るのか,オヨギの全体像を見るのか、当教室では手本から何を学ぶのか…についても指導します。
■参考記事
バタフライの指導法→コチラ
腕が水没したバタフライ…こういった子供を多くお見受けします。私千葉は、どのように指導すれば「両手が水面上にあがる=カッコよくて美しいバタフライ」まで導けるか、教室開催当初より試行錯誤してきました。長い連載記事ですが、ご興味の方はリンク先よりどうぞご覧ください。
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教室名:水泳の個人レッスン・グループレッスン 京都・滋賀
講師:千葉隆礼(ちばたかなり)
