最終更新日時2026年8月5日
■前置き
水泳というスポーツはTVゲームのように“簡単で、誰でも、楽しく”チュートリアル(*)をこなせば、本編をプレイできるという甘い世界ではありません。水泳は伝承遊びと似た要素があります。例えば、(ヒモを使った)コマ回しは、コマにヒモを綺麗に巻きつける技術を磨き、その次に水平にコマを投げることを練習します。コマを回してバトル…を楽しむ前に、我慢強く乗り越えなければイケないハードルがあります。水泳もコマ回しと同じく、面白さを得るために根気強く乗り越える素養を身につける必要があります。つまり、水泳の技術を使って楽しく遊べるというのは我慢強く乗り越えた子供というワケです。様々な水遊びを楽しめるのは、コマ回しで曲芸をするのと同じくらい特別なことです。今回は、泳げる子供が楽しめる水遊びを紹介します。
(*)最近のゲームにはチュートリアルと呼ばれる導入パートがあるケースが多いです。難しくて投げ出さないように、チュートリアルで基本技術を身につけてゲーム本編を遊んでもらうわけです。それによってユーザーを増やしています。
■波乗りクロール

◯必要な泳力→クロール25m
◯必要な練習道具→ビート板(大人が使用)
〇遊びに適した環境→そこそこ空いている,水深0.9m以下推奨
◯オヨギにつながるポイント→クロール25mの反復練習
◯水遊びの説明 →
大人と子供、二人一組で遊びます。渦を利用して子供のクロールをアシストする協力型の遊びです。
【大人】…少し早めに後ろ歩きをします。目安は25mを30~40秒以内です。この時に、ビート板を腹の前に立てて持ち、それを半分以上水に浸けてさせて移動します。すると、進行方向と反対側に強い渦が発生します。子供は大人の後ろで泳ぎますが、大人はクロールの指先がビート板にギリギリ触れない程度の距離を保ちながら後ろ歩きをします。
【子供】…ややスピードを出しながらクロールを泳ぎます。この時に、大人が持つビート板の渦に腕を乗せるようにします。クネつくことなく、なるべく真っすぐに泳ぎましょう。
ある程度、二人の息を合わせる必要はありますが、上手くいくと子供は渦に引き込まれて前にスーッと進んでいきます。1人で泳ぐのとは違う感覚を得るはずです。以前紹介した「波に負けるな」の逆の効果を利用して、オヨギをアシストする水遊びです。体感で二割くらいスピードUPするはずです。渦に引き込まれる感じが弱い時は、大人がタイミングを合わせてビート板を使い目の前の水を掻くと渦が強くなり、推進力もUPするはずです。
上手く息を合わせるとスーッと進むはずですので、楽しく反復練習ができるはずです。
■水流で、押し流せ&倒されるな

◯必要な泳力→平泳ぎキック
◯必要な練習道具→プールの壁(腰ヘルパー装着可)
〇遊びに適した環境→そこそこ混雑でも可能
◯オヨギにつながるポイント→平泳ぎキックの強化,キック動作による水の動きを理解
◯水遊びの説明 →
この遊びは対戦型です。
子供はプールサイドから2m~2.5mの地点に肩まで水に浸かった状態で中腰で立つ。この時、両手は胸の前で組み動かしてはいけない、両足は気をつけの姿勢。大人はプールサイドを両手で掴んだ状態で、平泳ぎキックを行う。平泳ぎキックで発生した水流で子供を押し流す。20秒間強烈キックを連続で行い、子供はその間流されずに耐える事が出来たら子供の勝ち。平泳ぎキックによる水流で子供を押し流したら大人の勝ち。
次に子供と大人の役割を交代する。大人はハンデとして片足立ち。
「防御側のルール」
・水を掻いてはいけない。
・肩まで水に浸かる。
・両足はそろえる。
・足が動いたら負け。
*安全管理の注意事項:両手は胸の前で組む。動かすと平泳ぎキックが当たり危険。
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教室名:水泳の個人レッスン・グループレッスン 京都・滋賀
講師:千葉隆礼(ちばたかなり)