独身と女神

僕は、とある出前寿司の常連です。

ある日、独身の僕1人で出前寿司四人前を注文しました。独りで四人前爆食いするのを配達の兄ちゃんにバレるのが恥ずかしくて、玄関にトイレのスリッパを引っ張り出して置き、友人と寿司パーティーするのを装ったことがあります。ところが、配達された四人前の寿司を開けると割り箸が1膳しかなくて背筋が凍りつき、バレた原因を調べようと賃貸アパートのタコ足コンセントを全て分解したことがありました。

今年の正月も同じ寿司屋で出前をとったら何と三人前の注文なのに六人前届きました!僕は金の斧の展開を夢見て正直に申し出ました。すると、お年玉女神はあらわれず…女神どころか木こりみたいなおっちゃんに超過分を回収されました。…当然ですね。
*プラ製の大皿に3人前が盛り付けてあり、それを2段重ねで配達。

でも僕は諦めません。きっと女神はやってくるはずです。金の斧と銀のさらを持って…

※この投稿はステルスマーケティング的なものではなく、私の「すき」な話です。今年の年末も予約済です(笑)

千葉隆礼