バタフライ 長距離・長時間 〜日記12〜

④リズムについて
〜その1〜

 キック・ストローク・呼吸など全ての動作を常に一定のリズムで泳ぐのが長時間泳に向いています。また、スピードを上げたい時はゆっくりと徐々にスピードを上げましょう。(例:50mラップタイムを1周ごとに1秒ずつ上げる)ちょっと煩わしいかもしれませんが、数時間泳ぐことを考えたらコチラのほうが楽に泳げます。

○呼吸

 息継ぎは、毎回呼吸を推奨します。グライドを長めにとりますので、息継ぎを1回飛ばすと息が続かなくなります。

 ターン後の動作も同じく、ドルフィンキックはあまりしない方をお薦めします。キックがとても得意な方は別としてターン後のドルフィンキックをすると体力を消耗しやすいですし、呼吸のリズムも崩れてしまいます。ターン後は、けのびで5m程進んでから再び泳ぎだしましょう。
*ターン後の水中ドルフィンを行う場合は回数を決めたほうが良いでしょう。

 長時間泳いでいると必ずと言って良いほど水を飲みます(私が下手なのか・・・あるいは集中力が途切れるのか・・・)。それは隣の泳者からの波が原因の時もありますし、“エコな”泳ぎを心がけているせいか、いつも水面ギリギリで呼吸するのも1つの要因となります。その様な時も常に冷静でいることが肝心です。慌てず自分の呼吸リズムを取り戻すことに集中しましょう。もちろんそこで止まってしまうと終わってしまいますので(長距離or長時間レースのルールにもよります)、常に変わらない気持ちが大切です。汚い話かもしれませんが、万が一水を飲み込んでしまったらグライド中に水中で咳をするように気管から水を出します。この時は吐く息の量が増えますが仕方の無いことでしょう。我慢をして徐々に元の呼吸リズムに戻るまで泳ぎながら待ちます。「慌てず諦めず、状況に応じた対応をとる事」これを「根性」と言います。

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記事修正:2020・12・25,2022・1・3