バタフライ 長距離・長時間 〜日記10〜

京都・滋賀を中心に水泳の個人レッスン・グループレッスンを承っております。
日本体育協会 水泳指導員 千葉隆礼(ちばたかなり)のブログページです。

○レッスンのお問い合わせはこちらから→お問い合わせフォーム
○教室の過去記録→コチラ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

○第2キック

 第1キックの項目で第2キックを打つ前は足を水面近くにキープすることが大事と記しましたが、第2キックはその水面近くからやや深めに向かって通常よりも大きめのキック幅で行います。この水面近くからやや深めまでのキック動作を利用しながら上半身を水面上に持ち上げます(シーソーのイメージ)。競泳では、第2キックを「小さく鋭くキックする」と広く言われていると思いますが、長時間ゆっくりと泳ぐ際には「大きくゆっくり深くまで」を意識して蹴り下ろします。第1キック時に頭を水中深くまで入れると重心移動を意識しやすくなり、腰も水面上に上がりやすくなりますが、第2キックはその反対で足を水中深めまでキックすることによって上半身が上がりやすくなります。

   

 一般的なタイミングですが…「ストロークのプッシュ・フィニッシュ動作に第2キックのタイミングを合わせる」・・・なら、第2キックは水面近くに粘り強くキープする必要があります。いわゆる”タメをつくります。特に足先を水面近くにキープさせる意識が大切になります。よくプッシュ・フィニッシュに第2キックを合わせることが大切とされていますが、長時間バタフライではそこまで意識しすぎなくても良いかもしれません。ストロークの中盤辺りに第2キック開始のタイミングが合っているとそれで充分と言えると思います。

   

 楽なリカバリー動作に移るにはもっと大切な事があると思います。それは、足でしっかり水をとらえることです。ストロークで水をとらえる時に強引にガッと素早い動きをすると、水をうまくとらえることができません。長時間バタフライの第2キックも同じ考えを用いて動作します。膝先・足の甲で水の重さを感じながら蹴り始めはゆったりとした動きをします。膝先から足の甲で“水の塊”をとらえていることをイメージし、その重い水の塊を利用して上半身を持ち上げます。ストロークで腕にあたる水の重さを、キックでも同様に水の重さを利用すると少ない力で上半身を持ち上げる事が出来、楽なリカバリー動作へ移ることができます(下図)。このことを踏まえると長時間バタフライではフィニッシュと第2キックのタイミングが最重要ではなく、しっかりと水をとらえることが重要だとわかると思います。

   

 長時間バタフライに適しているタイミングは重い水の塊(重さ)をとらえたとき、つまりプル(胸の辺り)と第2キックの蹴り始めを合わせたほうがより楽に上半身を持ち上げることができ、リカバリー動作が楽に出来るのではないかと思っています。別の言い方をするとストローク・キックともに重い水をとらえてそれぞれ動作するタイミングを合わせます。

 第2キックをゆっくりと大きめの幅で行いますので、プッシュ・フィニッシュ時には第2キックの蹴り終わりになります(下図)。第2キックで唯一少し力を入れ素早い動作を行うとしたら、膝が伸びる瞬間のみです(加速度的にキックをするから)。

   

 

 

水泳の個人レッスン・グループレッスン 京都・滋賀 

千葉隆礼

○レッスンのお問い合わせはこちらから→お問い合わせフォーム